Frick Collection
ニューヨークは今日も休む事なく成長している。
私の田舎の大分県豊後大野市の山や川や木の精霊達が昔と変わらない姿のままで変わりゆく人間達と共存しているのとは全く性質が異なる。
大分県に帰省中に感じた事を書いたブログ記事
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ニューヨークという都市はどちらかというと人の命を吸いながら、何十年も、何百年も老いる事なくその鼓動を打ち続けるバケモノ、フランケンシュタイン、美魔女、妖怪、っといったところだ。この妖艶な都市は常に華麗な成長を持続するために世界中の人々を魅了し続けなければならない、そして容赦しない。都市と人間の共存なんて生ぬるい言葉はここにはない。
2020年のニューヨーク州の人々の平均寿命は77歳だそうな。
https://www.jetro.go.jp/view_interface.php?blockId=34291190
旦那さんは100歳以上くらい長生きするようなので、どこかの時点でこの州を脱出する日も来るだろう。
さてそのニューヨークという都市が成長を続けている事が分かる一例をご紹介する。
“Frick collection”
旦那さんがずっとフリーク・コレクションと言うので私はFreak(=バケモノ)のコレクションかと思って気乗りしなかったのだが(英語が母国語でない夫婦のアルアルでこの種の誤解がたまに生じる。)、彼が今週になってまた行こうというので調べてみたら何だかターナーやらモネ、マネ、ドガー、ルノワール、ゴヤ、フェルメール、レンブラントそれからベラスケスの描いたフェリペ4世とか教科書で見るような作品がゴロゴロとここに埋蔵されているではないか。
ただ実はこの本館、現在改装中のため2024年の後半までは閉館中だ。
注意⚠️)
2024年3月3日までの展示場
もうすぐ閉まります。毎週木曜日の夕方に割引入場料となるので興味がある方、まだ行ってない方はお急ぎあれ。
https://www.frick.org/frick_madison
こんな有名そうな緊迫感満載のおじさんもいた。
絵の前にいる時不勉強で誰だか分からなかったのですが、ブログを書くために調べてみるとシェイクスピアのヘンリー8世にも出てきたおじ様でした。「こちらはあの離婚するために宗教改革したヘンリー8世に処刑されたトーマスね😗」なんか言いながら友人を美術館にご案内しようと思うのであった。
それから地下一階にはラテが美味しいカフェもあったので是非お立ち寄り下さい。
ちなみに展示会場は一切撮影禁止ですが地下のエレベーター前に大きな壁紙があります。ちょうど展示会場にもあって一目惚れした絵だったのでカフェに行って正解でした。
この人美しすぎる。なんか男にしても男前だ。
エレベーター前の壁紙を撮影
もう一人超美人がいたがこの方は結構な波瀾万丈を生きたようで映画にもなっているようなので是非観たい。
今回は旦那さんの職場のパスで入場料無料だったので代わりに本とマグネットを購入。
この本を読んでまたニューヨークの建造物の秘密にも一歩足を踏み込みたい。
期待していなかったので、想像を超えるコレクションにたまげたのでした。容赦しないニューヨークにこうやってまた教育される40歳なのでした。