うちのジャムは、すべて私が作っている。

 

どれも庭になった果物や果実を無駄にしないために、半ば義務感から作っているのだけれど、梅(プラム)が大量になった年なんかは、本当に大変。

 

隣近所、友人知人にあげまくって、洗って半分に切ったものを冷凍保存して、ケーキやタルトにして食べて。。。それでも、濃い紫色の果実がまだ何十キロと余るので、早くしないと腐らせてしまうと焦りながらジャムにする。10キロの梅を数回に分けてトロリとした赤褐色のジャムにして瓶詰めにすると、この先何年、このジャムが我が家の食卓に上るのだろうか、と思うほど大小様々なジャムの瓶が台所にずらりと並ぶ。

 

でも、今年はちょっと違うのだ。

秋らしいジャムを作ってみたい。

そう思って、西洋カボチャとドライ・アプリコットとレモンのジャムに挑戦した。

いつもなら、一つの果物だけで作るのに、今回のジャムは少しレベルが高い。

 

レシピ本に書いてある通り、まずは材料を賽の目に切って、砂糖と一緒にさっと火を通す。

ぐつぐつしてきたら、すぐに火を消して12時間寝かす。

翌日、改めて10分〜15分ほど煮込んで、瓶詰めにして、出来上がり!

 

 

目の覚めるようなオレンジ色をした秋のジャムは、ドライ・アプリコットの濃厚な甘さと、レモンの爽やかな酸っぱさ、カボチャの素朴なまろやかさが手をつないでダンスを踊っているような味。

 

カボチャとレモン

 

味見をしてくれた夫に、「美味しいけれど、単一果物のジャムのほうがやっぱり好き」と言われて少しがっかりしたが、好みは人それぞれ。この味こそ好きと言ってくれる人がいるに違いないと気を取り直した。

 

瓶にかわいいリボンをつけて、大切な人たちにクリスマス・プレゼントとしてあげることにしよう。