「話す時はできるだけ受動態は使わない方が良いです。」
えっ、間違ってますか?
「文章的には問題ないです。合っています。」
ですよね!だったら何故?
「書く時はOKだと思いますが、会話の中でとっさに出せますか?」
鋭いところを指摘された。
まだ受動態が反射的にでてくるまでは使い慣れていない。
受動態を作る時の頭の中での作業は
主語を決める(4の場合はI)→しているのか、されているのかを判断
→されている、つまり受け身なのでbe動詞+動詞の過去完了を採用
という流れだ。そしてこの「判断」というステップが瞬間的な会話を阻んでいる。
「能動態ばかりだと表現が単調になると思って受動態を織り交ぜていました。
でも確かに【まず話す】ということを優先させるのであれば必要ないですね」
「ソウデス。色々な表現はあとから付いてきます。
まずは反射的に使える文章を使う、という事です。」
主語が常に「する方」だけで良いなら「判断」のステップは不要だ。
「そうすると、【私】がチェックを求めているのでこの文章は
【I’ll request to my teacher to check this.】となりますね。」
ウーシャがわかりやすく教えてくれた。
僕はそれをメモしながら、同時に【最初はできるだけ受動態は使わない】
横にそう書き込んだ。