ある大企業の

投資銀行部門のトップの方と

会食させて頂く機会があった。


食事に誘ってもらったんだけど、

「何の話だろうか??」

と思っていた。


内容は、僕らのやっている事業の将来性に関する話だった。


そのトップの方とは、僕らのやっている事を新聞で知り

問い合わせてくださった関係。


食事をしながら話を聞いていると

僕らの事業内容に期待してくれているらしい。。。


そんな好意も、相手が業界の専門家で

一部上場企業のトップにもなると

それはそれはくうれしい。


反面、リスクに関してもご指摘頂いた。

(大体、僕らが想定するリスクと同じだった)


驚くことに、リスク回避のための

援助の可能性まで示唆をしてくれた。


光栄で、恐縮で、感動してしまった。



しかし・・・・。



泥にまみれる覚悟で独立して一年。


本当に泥にまみれたか?

泥水を啜ったか?


援助を受ければ楽になる。


目の前にニンジンがぶら下げられた瞬間、

揺らぐ覚悟とはどれだけのものだったか。。。


僕らは面白い事を思いつく“企画家”じゃない。

0から1を生む“事業家”だ。


自己資金でやる事も

独立系でいる事も

自分たちで決めた道。


それでいられる限界ギリギリまでは

やらせてもらおうと思う。

これはもはや意地の世界。

正解していないかもしれない。。。


そのときはいろんな感情が絡まって

感極まってしまったが、ひとつ言えるのは、

仕事冥利につきるというのは、

こういう出会いの瞬間のことだろう。。。


それにしても最近、年なのか涙もろくてこまる。。

浪花節ってタイプでもないんだけどな・・・。