脳動静脈奇形 | 脳動静脈奇形(AVM)闘病の備忘録

脳動静脈奇形(AVM)闘病の備忘録

脳動静脈奇形破裂後の記録

幸いにも脳内での出血量は多くはなくその場での開頭は免れ、脳内で自然に血が吸収されるのを待つことに(2週間は入院が必要とのこと)。

 

そして、病院での検査(造影CT、MRI、脳血管撮影(アンギオ))の結果、脳出血の原因が「Arteriovenous malformation (AVM)」であることを告げられました(英語圏の病院なので、最初はもちろん英語名で言われました笑)。

 

AVMをググってみると、「脳動静脈奇形」と出てきました。

 

ノウドウジョウミャクキケイ??

 

何だか噛みそうになる上、一発では漢字変換不能なこの病名、左半分の視野が欠けて見えづらい中、病院のベッドで必死にスマホで調べました。

 

脳動静脈奇形とは、簡単にいえば、脳内に正常な血管とは別に動脈の塊が毛細血管(動脈から流入する血液の圧を弱めて動脈に送る働きがある)を経ずに直接静脈に繋がっている部分があり、強い圧の血液が静脈にそのまま流入することで破裂しやすい疾患で、通常は胎生3週時に動静脈が形成される際に形成される先天性の血管奇形です。

 

AVMは年間2%の確率で破裂し、一度破裂すると次の1年間は破裂率が6%に高まる。出血して発見される割合は年間10万人に1人という珍しい疾患ではあるが、AVMを持っていても生涯破裂することなく(場合によっては見つかることもなく)寿命を全うされる方もいる。

 

つまり、

 

自分は生まれてこの方常に年間2%の確率で脳出血を起こすリスクを抱えながらこれまで生きてきた

 

ということ。

 

何よりもこの事実が一番ショックで、10万人に1人とかはあんまり実感は湧きませんでした。