道具も身体の一部~道具をリセットする | 理学療法士からみた医療・リハビリテーション・代替療法の風景~新しいオステオパシーへ

最近、縁があってあるプロのスポーツ選手をサポートしています。


入院中に身体に対してかなり介入させていただいたため、以前の身体とは比較にならないほどパワーアップされました。入院していたのに・・・


アウターマッスル優位の身体にインナーマッスル系を加えたことで、以前より高度に身体を使いこなせるようになりました。


リハビリは終了したのですが、道具がうまく使いこなせないという連絡をうけまして、今回みさせていただきました。


道具を使うスポーツなのですが、身体とかなり一体化する競技なので、道具の影響をかなり受けます。パーツに分かれており、オーダーメイドでいろいろ調整可能です。


今回、動作をしてもらいながら動作分析をして、パーツ自体もミリ単位で調整しました。ただそれ以前に道具そのものになにか違和感を感じました。それは職人の念みたいのものです。職人が関わる以上、その人の「情報」がモノに乗っかります。



これを「リセット」しました。ニュートラルに戻すイメージです。


そのあと動作をしていただいたら、本人がびっくりするくらいパフォーマンスが向上しました。身体に道具が追いついた感覚です。まさに一体化ですね。


そのあと、細かいパーツの調整もしたのでさらに改善したのはいうまでもありません。


道具は使う前にリセットです。楽器なども同じだと思います。