初めからわかってたことでしょ。




部活もDJも頑張るって初めて会ったときも話してたやん。




時間ないこともわかってるでしょ?



私に電話したときも「俺ほんと連絡マメじゃないから。今までもそうだったんだよね」
って言ってたから、ちょっと寂しいけど我慢しようと思った。



それなのに、私と会う時間があるくらいなら曲かきたいって。




何も言えないじゃん。



相手は別れたいって思って付き合う気ないし、これだけ冷めてたら私が何言ったってさ。




「わかった」
いつも、彼に話す声よりも大分低かったと思う。

ふるえる声で別れることを了承した。




「うん。じゃあね、バイバイ」
ブツ

いかにも簡単に電話はすぐに切れた。


まるで、「またね、バイバイ」って友達同士で気軽に言うように。




あーあ。




終っちゃった。



やっと手にした幸せと思ってたのに。




1時過ぎだったかな。


一睡もできなくて、ベッドの中で朝日が差し込むまで泣きつづけた。



一睡もできなかった。




仕事もあるし、顔を洗おうと洗面所に行き鏡を見た。



当たり前だけど、目はパンパンに腫れ上がってた。



すっげーブス。



仕事行きたくないな。



社会人だからそんなことも言ってられなくて、準備を始める。
アイプチをしたら腫れも目立たなくなった。






その日はコールセンターの現場で最後の出勤日だった。