「SoftBankどうすんの?」


一番触れられたくない話題になってしまった。


付き合い初めはうざい程鳴ってたSoftBankも4月くらいから全然ならなくなって、


でも部活や教育実習で忙しいだろうからしょうがない


って自分に言い聞かせてた。


「解約するっしょ?」
すごい軽く発言したけど内心は号泣。


「わからん」

は?!

「二年契約だから解約料かかるもんね。」
取り繕うように明るい調子で話を進めるあたし。

「いくらかかるん?」

結局金の問題か。


「さぁ?一万くらいかな」


「それ俺が払うん?」


自分が別れようって言ったくせに。


「当たり前じゃん」

すかさず同意した。


「え-。半分ずつ」
ちょっといたずらっぽい表情であたしを覗き込む。


「わかった」
もうめんどくさいし。



それからまた関係ない世間話が続いた。


最初はすっぴんで会おうと思ってた。


絶対泣くから。


だけど、好きな人の前ではかわいくいたい。


別れるのが惜しいと思われたい。



ブサイクな泣き顔見られたくない。




だからバッチリ化粧して会いにきた。



泣いたらいけない状況を無理やり作ったんだ。


「そろそろ帰るわ」

元彼は就活で実家に帰るので、すぐ帰れるようにわざわざ新横浜まで私は足を運んだのだ。



時計をみるとちょうど一時間くらい。


あっという間だった。


マックを後にして、すぐ帰るのかとおもいきや

駅前の喫煙所へ歩みを進める元彼。


マックを出てからさっさと帰れば良いのに
少しでも一緒にいたいあたしは
タバコなんか吸わないくせに
元彼の隣に並んだ。



そして、どうでも良い普通の会話を交わした。