7月18日マカオ…遂にアルゼンチンの神秘、クエンカが登場! | Go↑kunの海外ボクシング記♪

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ボクシング…勝者と敗者のあまりにクッキリとしたコントラスト…。魅力的な選手達のバックグラウンド、ボクシングビジネスの側面、プロモーター達の思惑、選手の声、あまり入ってこない海外ボクシング情報を書きたいと思います!宜しくお願い致します!

ハードコアなボクシングファンの間では…かなり前から噂になっている…
"El Distinto"セザール・レネ・クエンカが…遂にメジャータイトル戦に登場します!

http://www.boxingscene.com/cuenca-compares-his-boxing-style-mayweather--93582

クエンカの戦績は恐るべし…47勝(2KO)無敗2NC。

書き間違いではないのです…47勝2KO、49戦して2KOは…KO率4.08%!

2002年デビューの34歳がKO勝ちした試合は2005年と2013年。

…。

勝手にアルゼンチンの神秘と呼んでいるわけであります(笑)



日曜日の試合は空位のIBF世界S.ライト級王座を…中国無敗のホープ…
ヤン・イク(18勝13KO無敗)と争うことに…。

イクはフレディ・ローチに師事し…中国4000年…じゃなくて…
13.5億人の期待を一身に背負います。

それにしてもクエンカさん、47戦無敗というのは…
マルシアノ、ロペス、メイウェザーに肩を並べそうな感じですね(笑)

もっとも…これまでの試合は全て母国アルゼンチンで行なったもので…
地域タイトルしか獲得したことはありません。

遂にクエンカさんが…Boxingsceneのインタビューに…登場!

『私がプロデビューをしたのは2002年だった。少しずつ昔ながらのやり方、つまり勝つことのみでここまで来ることが出来たんだ。』

ジーンとしますな。

『誰の力を借りるわけでもなく、私はこのNo.1コンテンダーの地位を自分の力で獲得したんだよ。13年間、用意された相手に勝ち続けることでね。今の時代で私程多くのラウンドをこなしたプロフェッショナルなボクサーはいないだろう。多くのファイターは、判定までいっても大丈夫な様に練習をしてきたと発言するけど、私は本当にその通り練習をしているよ。』

クエンカさんが13年間で重ねたラウンド数は実に376ラウンド!

…。

ちなみに"Money"メイウェザーは…375ラウンドだそうで、1ラウンド上回ってます(笑)

中国のKOアーチストとも言われるヤン・イクとの試合になりますが…。

『試合も中盤に差し掛かった頃、ヤンは深くて海図にも載っていない海の底へ旅立つことになるだろう。本当にフルラウンド戦えるのはどちらかがはっきりするよ。私は母国アルゼンチンに世界タイトルを持ち帰りたい。"The Wild Bull of the Pampas"ルイス・フィルポから引き継がれる誇り高き我が母国にね。』

カッケーーー!(笑)

モンソンやマルティネスじゃない…フィルポーー!

ラテンアメリカンとして初めて世界ヘビー級タイトル、それもジャック・デンプシーに、
挑戦したフィルポ。デンプシーとの倒し合いは史上最高の試合の1つとも言われておりますな。

マルシアノやメイウェザーの無敗記録に近付いていることにも触れるクエンカさん。

『私のスタイルは、マルシアノよりはメイウェザーに近い。メイウェザーはここ10年で2度しかノックアウト勝ちをしていないだろ?彼はいつだって自分の戦いが出来るし勝つ為に戦っているよね。私の哲学と全く一緒だ。今回タイトルを手に入れたら、ビッグマッチしか戦わないよ。無敗の対抗王者、テレンス・クロフォードとの統一戦、あるいは階級を上げてメイウェザーと、この時代最高の戦績をかけて戦いたいね。』

…。

最近のベストインタビューでしたな(笑)

敬愛するアルゼンチンボクシングを引っ張ったセルヒオ・マルティネスが引退して、
更にオマール・ナルバエスも井上選手の強打の前に沈み、意気消沈のコタロ。

最後の砦が登場ですな。

チャオー。