ミスフォーチュン…ティモシー"The Desert Storm"ブラッドリー。 | Go↑kunの海外ボクシング記♪

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ボクシング…勝者と敗者のあまりにクッキリとしたコントラスト…。魅力的な選手達のバックグラウンド、ボクシングビジネスの側面、プロモーター達の思惑、選手の声、あまり入ってこない海外ボクシング情報を書きたいと思います!宜しくお願い致します!

少し間が空いてしまいました…。

先週の金曜日…ブラッドリーvsバルガスの煽り記事を書いていたのに…
無駄になりました(笑)

まぁ…ボチボチやっていきますわ…。


ということで先週末のブラッドリーvsバルガス。

…。

又しても…Controversialな結末になりましたな…。

http://www.boxingscene.com/tim-bradley-grabs-wbo-gold-ends-vargas-streak--92877

オフィシャルな結果は…ブラッドリーのユナニマスデシジョン判定勝ち。

しかし…最終12ラウンドの残り30秒…予期せぬ出来事が…。

パッキャオとの2度の試合や…プロボドニコフとの激闘…
ブラッドリーもダメージが蓄積しているのではないか…衰えているのではないか…
そんな声を打ち消す様なパフォーマンスを見せて快調に試合を進めたティミー。

最終12ラウンド残り僅かで…バルガスの強烈な右がヒット、明らかに効いたブラッドリー、
追撃をするバルガスが更にパンチをヒットさせたところで、
レフェリーのパット・ラッセルが手を振って試合をストップさせました…。

ストップ勝ちだと…大喜びするバルガスでしたが…
レフェリーのラッセルさんは…残り10秒の合図が試合終了のゴングと間違えたと釈明…。

『試合終了のゴングが聞こえたと思ったんだが…。』

…。

試合は12ラウンド2分53秒でストップされ…そのまま判定へ…。

116-112、117-111、115-112のユナニマスデシジョンを制してブラッドリーが勝利。

CompuBoxによるとブラッドリーのヒット数は232/676、バルガスは203/630。


【ブラッドリーvsバルガス、Highlights】

最後のカウンターは強烈でしたな…。

ちなみに…ブラッドリーが同じ様に最終ラウンドノックアウト負け寸前だった…
プロボドニコフ戦のレフェリーも…今回と同じラッセルさん…。


【ブラッドリーvsプロボドニコフ、Highlights】

…。

残り7秒…ラッキーなことにサバイブしたブラッドリー。

『ハードショットをもらっちゃったよ。下がってはいたけど意識ははっきりしてたんだ。レフェリーが手を振りながらストップしたから、何が起きたのかと思ったけど、ラウンドが終わったんだと思ったよ。』

バルガスは納得がいかないご様子。

『接戦だったし最終ラウンドは倒しに行ったんだ。良いパンチを当てて詰めることが出来た後にストップされた。7秒だよ。信じられない。』

…。

とにかくブラッドリーはこれえ32勝12KO1敗1分、
バルガスはプロ初黒星…26勝9KO1敗。


ブラッドリーは更なるビッグマッチを求めていく姿勢です。

http://www.boxingscene.com/bradley-open-face-thurman-brook-mayweather--92884

『俺はベストファイターと戦いたい。ベストファイターなら誰でも良いんだ。全員と戦いたいからね。俺は誰も恐れはしない。これまでもそうしてきた。まだ戦えてないベストファイターは、フロイド・メイウェザーだね。とにかくトップにいる連中なら誰とでも戦うよ。』

他にもキース・サーマンやケル・ブルックの名前も出していたそです。


悔やんでも悔やみきれないのが…バルガス。

http://www.boxingscene.com/vargas-furious-referee-cost-me-knockout-tim-bradley--92892

…。

良いパンチを当てていなかったら…ここまで騒がれないでしょうがねぇ…。
お気持ち…察します。

『最後の7秒があればって思ってしまうよ。フィニッシュにいっていたんだからね。後1発でも良いパンチを入れることが出来たらって思うよ。後7秒あれば…。きっとKO出来ていたと思うんだ。』

『とにかう言いたいことは、俺にとっての試合は終わってないってことさ。全然フェアじゃないね。ファンにとってもそうさ。1ラウンドは3分なんだ。2分53秒じゃない。』

…。


更にブラッドリー。

http://www.boxingscene.com/tim-bradley-laughs-id-get-kod-i-survived-provodnikov--92896

『ストップの瞬間?何が起きたかは分からなかったけど、試合終了を伝えたんだと思ったよ。まぁあのまま7秒やってても問題なかったけどな。俺は経験豊富なファイターだ。リングで何をしているかを良く理解しているからね。』

『良いパンチだったし確かに効いたよ。でもあのまま試合を終わらせることは難しいことじゃない。考えてみてくれよ。プロボドニコフを相手に生き残ったんだぜ。』

…。

…たら…れば…は有り得ないですからねぇ…。


そんなブラッドリーさんに好意的なのが…ボブ・アラム御代。

http://www.boxingscene.com/arum-tim-bradley-best-fight-floyd-mayweather--92903

ドバイで22勝13KO無敗のサダム・アリと戦う計画もあるそうですが…
メイウェザーの対戦相手候補にもなるべきだと…アラムさん。

『ドバイでのアリ戦も良いと思う。可能性もあるしね。それにね、ブラッドリーは今残っている対戦相手候補の中で、メイウェザーに対してベストファイトを提供するファイターだと思うんじゃ。』

『まぁフロイドは危険性が高い相手は選ばない傾向になるからね。ブラッドリーは危険な相手だし。後は、Showtimeがブラッドリーを引っ張るだけのお金を用意するかどうか。どちらにせよフロイドとShowtime次第じゃな。』

…。


まだまだ収まらないのがバルガス(笑)

http://www.boxingscene.com/vargas-ref-trying-save-bradleys-career-his-life--92908

『まだ試合の決着はついていないと俺は思ってるぜ。後1発で終わらせることが出来たんだ。ティムは完全に足にきてたし、レフェリーもそう感じていたはずさ。レフェリーはティムのキャリアと命を救ったのさ。ジミー・ガルシアとガブリエル・ルエラスの試合を思い出すよ。ガルシアが亡くなった試合だ。そんな悲劇が起こらない様に試合を止めたのさ。』

…。


お構いなしのティミーは…突如としてパッキャオ戦を振り返っております(笑)

http://www.boxingscene.com/bradley-without-injury-better-outcome-with-pacquiao--92914

『マニーは肩の調子が良ければメイウェザーともっと戦えたとか思ってるらしいな。俺はマニーとの2戦目で右のふくらはぎの調子が良かったら、もっと戦えたと思ってるぜ。』

『特に試合後半、右足がもっと動けば、きっと俺が勝ってた試合だ。3戦目?やりたいね。怪我が無ければ結果は違ってたんだからな。』

…。

パッキャオがメイウェザー戦、実は右肩を怪我していたと…発言した瞬間から…
このことを言うと決めていた感がありますね(笑)

言うタイミングが悪いか…ティミー(笑)


更にティミー。

http://www.boxingscene.com/tim-bradley-on-keith-thurman-i-back-down--92922

『俺は誰とだって戦うぜ。今は特定の誰かを考えているわけじゃないけどな。今は休みたい。サーマン?やつは爆発力のある凄いファイターだけど、俺は逃げないよ。とにかくベストファイターと戦わせてくれ。』


どんどんいきます、納得のいかないバルガス(笑)

http://www.boxingscene.com/vargas-bradley-admitted-defeat-i-want-no-contest--92930

『新しいトレーナー、エリック・モラレスを中心に俺のチームは良い仕事をしてくれた。そしてラストラウンド、もう少しでKO出来たんだ。最高のキャンプを過ごしたしあの場面でも疲れはなかった。レフェリーが割って入った時は俺のストップ勝ちだと思ったよ。その後、ブラッドリーだって俺のところに来て、"お前は偉大なチャンプだ。"って言ってたんだよ。なのに結果はティモシーの判定勝ちだって?』

モラレスさんも同調。

『リングの中での最高権威はレフェリーなんだよ。レフェリーだけが試合をストップ出来るんだ。ジェシーがブラッドリーを効かせた時にレフェリーが試合を止めた。それが事実だろ?8秒ってのは長い時間だよ。フリオ・セサール・チャベスは残り1秒でメルドリック・テイラーをストップしたじゃないか。』

7秒が8秒に…2秒が1秒になってる感ありますな(笑)


ブラッドリーもすぐに反論。

http://www.boxingscene.com/tim-bradley-rejects-vargas-claim-admitting-defeat--92938

『何?俺がやつのことを偉大なチャンピオンって言ったって?言ったよ。俺はやつに"何も恥ずべきことはない、お前は140ポンドの偉大なチャンピオンだ!"ってね。この試合やつが勝っていたなんて言ってないさ。やつの勘違いだろう。良くやった、良い試合だったって言っただけさ。』

…。

パッキャオとのビッグマッチを実現させて…疑惑の判定で勝利…。
ティミーが悪いわけではないですが…非難にさらされ…

プロボドニコフという怪獣と打ち合いをやらされ…
勝っていたはずのディエゴ・チャベス戦はドローにされ…
そして今回…。

ミスフォーチュン感が半端じゃないですな…。

ビッグマッチを望むティミー、メイウェザー、ゴロフキン、サーマン、ブルック、パッキャオ。
名前を挙げた彼らから…ティミーのテの字も出ておりません(笑)

頑張れティミー!


チャオー。