海外ボクシング予定…1月のネタを2つ程…(笑) | Go↑kunの海外ボクシング記♪

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ボクシング…勝者と敗者のあまりにクッキリとしたコントラスト…。魅力的な選手達のバックグラウンド、ボクシングビジネスの側面、プロモーター達の思惑、選手の声、あまり入ってこない海外ボクシング情報を書きたいと思います!宜しくお願い致します!

大変ご無沙汰しております…。

ボチボチ書いていきたいと思いますので、
先ずはスケジュールから、自分の為にもおさらいを…(笑)

2月15日
タイソン・フューリーvsゴンザロ・オマール・バシーレ
デレック・チソラvsケビン・ジョンソン

ディエゴ・マグダレノvsアーニー・サンチェス
ジェシー・マグダレノvsロベルト・カステダナ

2月22日
ミゲール・バスケスvsデニス・シャフィコフ
下田昭文vsマルビン・ソンソナ

3月1日
フリオ・セサール・チャベスJr.vsブライアン・ベラ
オーランド・サリドvsワシル・ロマチェンコ
ファン・ディアスvsヘラルド・ホブレス
カリーム・メイフィールドvsフランシスコ・コントレラス

リッキー・バーンズvsテレンス・クロフォード

3月8日
サウル・アルバレスvsアルフレド・アングロ
レオ・サンタ・クルスvsクリスチャン・ミハレス
オマール・フィゲロアvsリカルド・アルバレス
カルロス・モリナvsジャマール・チャロ
ホルヘ・リナレスvs荒川仁人

3月15日
トマス・アダメク・ビチェスラフ・グラスコフ
カーミット・シントロンvsロナルド・クルス

ダニー・ガルシアvsマウリシオ・ヘレーラ
デオンテイ・ワイルダーvsマリック・スコット
ダニエル・ポンセ・デ・レオンvsファン・マヌエル・ロペス

3月29日
セルゲイ・コバレフvsセドリック・アンドリュー

4月12日
ティモシー・ブラッドリーvsマニー・パッキャオ
カビブ・アーラフデルビエフvsジェシー・バルガス
ローマン・マルティネスvsレイムンド・ベルトラン

4月26日
ウラジミール・クリチコvsアレックス・レアパイ

5月2日
フロイド・メイウェザーvsTBA

…。

こんな感じですかな。


1月で衝撃だったのは…久々の復帰戦を迎えた"Vicious"オルティスが、
ハットン戦やベルト戦といったビッグマッチで際どい判定に泣き続けた実力者、
ルイス・コラーゾと戦った試合でしたな!



コラーゾの右フックの前に2Rで沈んだオルティス。
1年半のブランク明けとしては厳し過ぎる結末に…。

http://www.boxingscene.com/?m=show&opt=printable&id=74200#ixzz2t9zFsUJB

一方で感極まったコラーゾの表情を見て…目がウルウル…。

『必ず勝つと思っていたんだ。これまでも厳しく難しい時をたくさん乗り越えてきた。でもその時はしっかり準備が出来ていなかったかも知れないね。今回は万全だった。』

『控え室にいる時から、凄く楽しめたし、興奮したんだ。俺が生まれ育ったブルックリンのファンの前で試合が出来る喜びがあふれてきた。』

『オルティスはアグレッシブに出てくることは分かっていた。俺はとにかく自分のゲームプラン通りに戦うことに集中したのさ。俺にはあまりパンチがないって言われてるけど、それは間違いだったろ?』

試合後、すぐ立ち上がり、コラーゾと抱き合っていたオルティス。
インタビューでも例の調子でしたので、一安心。

『大丈夫だよ。一発もらっただけさ。別に特別なことじゃない。こういうことも起きるもんさ。精一杯戦ったよ。』

しかし…デ・ラ・ホーヤさんが物申しております…。

http://www.boxingscene.com/?m=show&opt=printable&id=74201#ixzz2tA0fnZap

『オルティスは引退した方が良いね。そしてまだまだ若い人生を楽しんで欲しい。』

…。

結果的に2011年9月のメイウェザー戦から3連続ストップ負け。

2008年頃にはデ・ラ・ホーヤの再来としてGBPとHBOから強烈なプッシュを受け、
多いに期待されていたビシャス。

2009年、マルコス・マイダナとの激闘でギブアップ気味に敗れたことが、
大きなターニングポイントになりましたかなぁ…。

まだ27歳になったばかりのオルティス。今後はどうするのでしょうか…。


後は…更にさかのぼりますが…1月18日(笑)

カナディアンビッグマッチ、パスカルvsビュテがありましたなぁ…。



結果は大差判定でパスカルが勝利した試合。

面白い記事がありました。デビッド・グレイスマンさんの記事。

http://www.boxingscene.com/?m=show&opt=printable&id=73808#ixzz2tA28Y000

【以下テキトー訳】

モントリオールのベルセンターには20,000人以上の大観衆が詰め掛けた。ここ数年、カナダで最も人気にある2人のボクサーの試合がお目当てだ。ジャン・パスカル、そしてルシアン・ビュテにも多くの声援が飛んでいた。

確かにビッグファイトだ。何年も試合の噂は流れていた。しかしこのタイミングでの試合となると、名前だけのビッグファイトと言って良いだろう。

正直言うと、実現するのは遥かに遅過ぎた試合だったということだ。

実際、試合ではそれ程のエキサイトメントも生まず、アクションもドラマも少なかった。

数年前であれば、お互いの階級でベストファイター同士、そしてピーク同士だったはずだ。しかし今となっては引退間近のボクサー同士だ。

時間が過ぎる早さは驚異的だ。

パスカルがデビューしたのは約9年前。2005年2月のことだ。初の世界戦は約5年前となる2008年の暮れ。当時のS.ミドル級王者、カール・フロッチに挑戦し、ユナニマスデシジョンを落としている。その半年後に階級を上げ、アドリアン・ディアコヌを攻略し、初のメジャーベルトを巻いた。

2009年、2度の防衛を果たし、2010年の8月、チャド・ドーソンとの大一番を迎えた。175ポンドで誰が最強かを決める試合だったと記憶している。8,000人を集めたベルセンターでの試合で、パスカルはドーソンを下して見せた。試合後、観戦していたビュテが巨大なスクリーンに映し出されると、大観衆は熱狂した。

当時、ビュテの方がトップスターだったことは明らかだ。ビュテの試合により多くの観客が集まっていた。ビュテのデビューは2003年。初の世界タイトル獲得は2007年。2008年~2010年、コンスタントに防衛を重ねていった。

その頃に開催されていたSuper Sixトーナメントには参加せず、トーナメント優勝者との大一番を狙っていた様だ。アンドラーデ戦の大苦戦を乗り越え、自信と評判は年々増していった。

その後、2010年12月、パスカルはバーナード・ホプキンスと対戦、序盤に2度のダウンも奪うも、後半に挽回されドロー、その5ヶ月後の再戦では、敗れてしまう。この試合後、両拳の怪我で1年半もの間、リングから遠ざかることに。

ビュテは2011年も3度の防衛を重ね、Super Six勝者、アンドレ・ウォードとの対戦が期待されたが、実現せず、準優勝のカール・フロッチと拳を交えることになった。

試合ではフロッチが圧勝。2012年末にグラチェフを相手に何とか復帰を果たすビュテ。一方のパスカルもクジエムスキーを相手に復帰戦を飾った。

2013年になるとビュテを世界最高のS.ミドル級と呼ぶ人は少なくなった。既に終わってしまったのか。それともあの快進撃は対戦相手の質によるものだったのか。アンドラーデによってダメージを受けた顎が、フロッチによって完全に破壊されてしまったのか。

パスカルもホプキンス戦で限界を見せたと思われた。再びトップ戦線に返り咲くかどうかは誰も分からなかった。

パスカルとビュテが巡り会わなかったのは、異なるプロモーターと契約していたからという理由もある。パスカルはイヴォン・マイケル、そしてビュテはインターボックスと契約している。長きに渡り、両プロモーター共に、それぞれが抱えるスター選手を失いたくないという思いもあっただろう。両者共に手痛い敗北を喫した2013年3月に試合が発表された。

2013年5月に予定された試合はビュテの怪我により、2014年1月にまで延期された。パスカルはジョージ・ブレイズをストップし、チューンアップ戦をこなしている。

そして今年の1月、遂に両者のキャリアが交わったのだ。31歳のパスカルは28勝17KO2敗1分、ビュテは31勝24KO1敗。

遅過ぎた実現。両者共にフレッシュとは言えない状態で、特にビュテのキャリアは既に終焉に来ている感じだった。

歴史に残る試合になる期待は失われた。両者共にトップギアに入らない。トップギアにようやく入ったのは最終12ラウンドになってからだった。

14ヶ月ぶりの試合となったビュテは、フェイントばかりでファイトが出来ない。11ラウンド終了までにビュテが出したパンチはたったの313発だ。パワーショットに至っては、179発。1ラウンドにつき15発しか繰り出していない計算だ。

『序盤、何故全く手が出せなかったのかが分からないんだ。本当にガッカリしている。』

スタミナ面を不安視されることが多いパスカルも、大して手は出ない。それよりも彼のアイドル、ロイ・ジョーンズJr.の物真似大会の様だった。

それでも見せ場はパスカルの方が多かったのは事実だ。4ラウンド、良い右を当てた。その後詰めた際はビュテの後頭部に反則の左を連打した。8ラウンドにはスリップと判定されるダウンも奪った。

ビュテもよく絶えたが、ポイントはパスカルが連取している。

10ラウンドには頭がぶつかり、ビュテの眉毛から出血。

ビュテのトレーナーは、必死に手を出す様に促している。ビュテは11ラウンド終盤、ようやく左をヒット。最終ラウンドにようやく手を出し始める。

12ラウンド、ビュテが放ったパンチは98発。試合全体の25%にもなろうかという数を出したのだ。

試合はユナニマスデシジョンでパスカルの明確な勝利。スコアは118-110、117-111、116-112だった。

ビッグマッチはいつも期待通りの内容にはならない。いつ試合をしたとしても、今回の様な内容だったかも知れない。しかし、ピークを過ぎた同士という概念は頭から離れることはないだろう。

過去の名声に頼った名前だけのビッグファイトだった。

実際、S.ミドルとL.ヘビーにはこの2人よりも評判の高いファイターがたくさんいる。アンドレ・ウォードは168ポンド最強と言われ、カール・フロッチが続く。175ポンドには、同じカナダをホームにする36歳のアドニス・スティーブンソンがいる。チャド・ドーソンを左1発で倒し、スターに成り上がった注目のファイターだ。

スティーブンソンのプロモーターはパスカルと同じだ。その内に戦うことになるだろう。

実現すればベルセンターは又大観衆で埋まるだろう。スティーブンソンはパスカルをそれ程必要とはしていないが、パスカルにはまだ名前がある。

スティーブンソンは対抗王者のセルゲイ・コバレフとの対戦を急いだ方が良い。ピークを過ぎたボクサー同士の戦いは、良い試合になる可能性もあるし、多くの観客を集めるだろうが、残念な結果になることも多いからだ。

過去の栄光ではなく、現在進行形で活躍するファイター同士の試合が望まれる。パスカルとビュテの過去の栄光は、ベルセンターのリング上では何も意味を成さなかった

- 以上 -

厳しーー(笑)

タイムリーなニュースを書けるよに頑張ります!

チャオー。