先ずは熱い試合を見せてくれた"El Chino"マイダナ。
http://www.boxingscene.com/?m=show&opt=printable&id=66413#ixzz2VmPH6eED
ストップしたのは6Rですが…5Rまでの採点では2者がリバーサイドロッキーを支持。
押し込まれる場面もボディを効かされる場面もありましたなぁ…。
『結構打たれたけど、効いたパンチは多くないよ。左が一発効いたけどね。でも想定通りの展開だったんだ。4Rのパンチは効いたけど、ロベルト・ガルシアがしっかり対応してくれたんだ。』
ボクシングシーンの記事には…4Rは10-8でも良かったんじゃないかという程、
一方的だったんですな…。
しかし勝敗の明暗を分けたのは…打たれた後、効かされた後の対処方法だったと。
マイダナはクリンチも使い逃げきったんですが、ロペスはそうしなかったと。
5R終盤に効かせたマイダナ、そしてフィニッシュの6Rがやってきます。
『ダウンを奪ったパンチはこの試合で当てた唯一の良いパンチだったね。』
この辺りはハードパンチャーとしての意地を感じますね(笑)
そしてリバーサイドロッキーが不服を感じてるストップのタイミングについて…。
『分からないね。レフェリーは良い仕事をしたと思うよ。まぁもう少し打ちたかった想いもあるけど。』
ロペスのコメントも又あります。
『良い調子で試合が出来ていたと思うよ。でもストップは早過ぎたよ。確かに効かされたけど、でも俺達はプロフェッショナルだぜ?あの位打たれるのは仕事のうちさ。』
S.ウェルター級ではカネロに完敗。元々はS.ライトでしたが…
今後はウェルターで戦っていくことを明言しております。
『又出直しさ。俺は147ポンドのファイターだ。世界トップクラスのウェルター級ファイターと戦ったんだ。残念ながら俺の日にはならなかったけどね。』
確実にお声がかかる戦いを見せたロペス。
ソト・カラスと並んでますます門番的な位置付けになってきましたねぇ…。
そしてマイダナもいつもながら…人気が出そうな試合をしてくれます。
オルティス戦、カーン戦、モラレス戦、ソト・カラス戦、そしてロペス戦…。
凄まじい試合の連続ですね(笑)
そして相変わらず聞かれるのが、S.ライト級で快進撃を続けるマティセ…。
『長い間、話だけは出てくるけど、具体的になったことは一度もないんだ。正式なオファーは1度ももらってないしね。だから現時点で本当に実現するかどうかは分からない。』
…。
何度も書きますが…マティセはウェルター級に上げてやるつもりは…
『ない』
と言ってましたね(笑)
先ずは釣りでもしてゆっくりしてくださいね、マイダナさん!
次は…名匠、ナジーム・リチャードソンさんのお話。
http://www.boxingscene.com/?m=show&opt=printable&id=66421#ixzz2VmPQVTG1
この方のインタビューは興味深い話が多くて好きです。
今回は9月14日のメガマッチ、メイウェザーvsアルバレスについて語っている様です。
話は…5月のゲレーロ戦から。
『ほぼ予想した通りの展開になったね。ゲレーロを知っている人であれば、判定まで行くことは明白だったし、ゲレーロが凄く頑張ることも分かっていたことさ。でもフロイドは特別なんだ。』
『アルバレス?彼には感謝すべきだね。ああいう頑張っているアスリートのことを私は尊敬するよ。でもフロイドとの試合で、アルバレスが本当に特別な選手かどうかが分かる様な気がするよ。』
『アルバレスのこれまでのキャリアで本当の意味でテストされた試合は、シェーン・モズリー戦だけだ。パッキャオもメイウェザーもシェーンに勝った後だったけどね。アルバレスがシェーンに勝ったことは問題じゃない。彼には勝ち方が問われていたんだ。パッキャオもメイウェザーも出来なかったことをしなければならなかったんだよ。でも結果的にはシェーンが他の2人との戦いよりも良い試合をしてしまったけどね。』
アルバレスvsモズリーの時は、まだモズリーのチーフトレーナーだったリチャードソンさん。
アルバレスの印象は強いそうです。
『シェーンと戦った時に思ったんだけど、ラウンドの序盤は良く動いて、あまり打ち合いをしない、そして中盤はカウンターを狙っていく、そして終盤になると前進してファイトする、そんな印象なんだよ。毎ラウンド、その様な印象を得た。』
『ラウンドの終盤に出てくる時、サウル・アルバレスが凄いのは、一発でなくて必ずコンビネーションを打つところだね。それが出来るから勝利を収められるんだよ。』
なるほどー…。
メイウェザーvsアルバレスについて正式な予想はなかったものの…
受けた印象では、メイウェザーと戦うのはまだ少し早いと言っている感がありますな。
次は…最近の話題を独り占めしている…タイソン・フュリー(笑)。
http://www.boxingscene.com/?m=show&opt=printable&id=66426#ixzz2VmPX6FwK
自らの顔面へライトアッパーをかまし…ちょっと効くという離れ業が頭から離れません。
今回は…追いかけ続けている…とされる…デビッド・ヘイとの試合実現に向けて、
自信の発言をしております。
週末の興業でヘイのトレーナー兼マネージャーのアダム・ブースさんと直接話をした様です。
『アダム・ブースと話をしたよ。カメラの前でね。何でデビッド・ヘイとの試合が決まらないんだって聞いてやったんだ。』
『そうしたら、本当に試合をしたいのかって聞かれたから、200万%やりたいって答えたよ。』
…。
200万%…。
『更にブースは、この試合が実現しない理由がないって言ってたんだ。だから99%決定みたいなもんさ。』
次は…オスカー・デ・ラ・ホーヤさん。

http://www.boxingscene.com/?m=show&opt=printable&id=66435#ixzz2VmPmVieC
ご承知の通りライバルのトップランクが…アジア進出に力を入れております…。
4月にマカオで五輪金メダリストのゾウ・シミンをデビューさせ…
更に7月と11月に興業を予定。11月にはパッキャオvsリオスも決まっております。
9月にはシンガポールでなんて話もありますし…
日本が誇る村田選手もトップランクと契約する為に渡米とあります。
しかしデ・ラ・ホーヤさんには…関係ない様です。
『今は誰もがメイウェザーvsカネロの話をしているだろ?これこそがビッグマッチなんだ。パッキャオはアジアで試合をするんだってね。何故だと思う?トップランクがアジアを開拓したいとかではないと思うんだ。理由は簡単さ。僕達がアメリカでNo.1プロモーターになったから、彼らはアメリカでやれることがなくなっただけだよ。間違いないね。僕達はこれからもファンに最高の試合を提供していくよ。』
…。
アジアにも目を向けてくれデ・ラ・ホーヤさん(笑)
そしてGBPの軽量級エース、アブネール・マレス(26勝14KO無敗1分)。
http://www.boxingscene.com/?m=show&opt=printable&id=66437#ixzz2VmPtDGQJ
メイウェザーvsカネロのアンダーカードでの試合が有力視されておりますが…
対戦相手候補も3人に絞られた様です。
プエルトリコ出身、無敗のプロスペクト…ジェイソン・べレス。
カバジェロさんに勝った、ロビンソン・カステラノス。
そして元王者のジョニー・ゴンザレス。
べレスは元々…ポンセ・デ・レオン挑戦が決まっていたのに…
怪我?で流れた瞬間に…マレスが挑戦したっつう…ポリティカル臭が漂いますし…。
カステラノスはエリミネーターでカバジェロさんに勝ってるから…挑戦権ありそですし…。
でも明らかに2人より実績があって人気もあるであろうジョニゴンに決まりそうですね(笑)
道義的な挑戦権は多分一番なさそですが…。
次は…ボクシング国際殿堂の話。
http://www.boxingscene.com/?m=show&opt=printable&id=66438#ixzz2VmQAMkDQ
殿堂入りセレモニーが…週末に行われてたんでしたな。
私も…マルティネスが行くとか…書いてましたよね(笑)
激闘王…アーツロ"Thunder"ガッティ、バージル"Quicksilver"ヒル、ソナギパンチの柳明佑、
ウェスリー・レイメイ、ジェフ・スミス、ジョー・コバーン、ミルズ・レーン、
ジミー・レノンJr.、アーツロ・エルナンデス、テッド・キャロル、コリン・ハートが…
見事殿堂入りを果たしたそうです。
中でも2009年に亡くなってしまったガッティの殿堂入りでは…
7歳の娘さん…ソフィア・ガッティがご挨拶。
『お父さんからのありがとうです。』
そして長くマネージャーを務めたパット・リンチさんも涙を流しながらスピーチ。
『アーツロにとっては素晴らしい日になった。ここにいる小さな娘さんにとっても忘れらない日になっただろうね。奥さんも関係者も全員がここへ来れて彼の偉大なキャリアを祝うことが出来て本当に嬉しいよ。殿堂入りに相応しい男だった。天国から大きな笑みを浮かべて、この場を見ているはずさ。』
イタリアで生まれカナダで育ち…拠点はアメリカのニュージャージー。
2007年に引退するまで…40勝31KO9敗の戦績を残し2階級制覇王者。
引退2年後にブラジルのアパートで遺体となって発見…。
奥様が容疑者として確保されるショッキングな展開でしたが…
最終的には…自殺と断定されたチャンプ。
『アーツロはいつも私に聞いてきたもんさ。"俺、殿堂入る出来るかな?"ってね。私はいつも"勿論さ、誰もが認める殿堂入り選手だよ。"って言ってた。本当に素晴らしい日だね。』
そしてガッティと言えば…自動的に名前が出てくるのがウォード。ミッキーの方ね。
2002年~2003年の激闘三番勝負は…もはや語り草ですなぁ…。
これぞ…THE SLUGFESTです。
ウォードにとっても特別な日になったことは言うまでもないでしょう。
『彼と本当の友人になれたことは本当に面白い出来事だった。俺に勝ったのに、対戦相手なのに、彼が死ぬまでの間、本当に会いたかったんだ。今日は間違いなくここにいると思う。彼の家族に対して嬉しく思うね。俺が彼のことをどれだけ誇りに思っているかは、誰も想像出来ないと思う。彼の家族や友人、娘さん、そして多くの人がこれだけ集まってってことは価値があったってことさ。』
ガッティvsウォードI…9Rはもはや考えられない世界です。
ガッティvsウォードII
ガッティvsウォードIII
76歳になった名レフェリー…ミルズ・レーンさんも殿堂入り。
"Let's get it on!"
タイソンvsホリフィールドII…耳噛み試合のレフェリーだったですな。
2002年頃から身体がマヒしているとういことで闘病中、2人の息子さんと共に檀上へ。
喋れないミルズさんの代わりに息子さんがコメント。
『こんなに嬉しそうな父を見るのは初めてです。それが何より重要なことですからね。今後の人生の宝物を今日頂きました!Let's get it on!』
更に日本でもお馴染みのジミー・レノンJr.さん。
半世紀近くに渡ってリングアナを務めたお父様に感謝のコメント。
『父は私が上手く出来たことに対していつも色々と言ってくれて、失敗については何も言いませんでした。体調を崩して入院してテレビでボクシングを観れない時にでも、家にいる母に電話をして、家のテレビの音声から私のアナウンスを聞いていたそうです。』
うっう…。
写真は以下からご覧ください。
http://www.boxingscene.com/photos-2013-international-boxing-hall-fame-inductees--66448
チャオー。