フロイド"Money"メイウェザー、記者会見完全版① | Go↑kunの海外ボクシング記♪

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ボクシング…勝者と敗者のあまりにクッキリとしたコントラスト…。魅力的な選手達のバックグラウンド、ボクシングビジネスの側面、プロモーター達の思惑、選手の声、あまり入ってこない海外ボクシング情報を書きたいと思います!宜しくお願い致します!

完全版と書きましたが…完全版ではありません(笑)

http://www.boxingscene.com/?m=show&opt=printable&id=43560#ixzz1XVn6BELN

長いので…2回に分けて書きます…。1回じゃ収まりきらない長さは、
ホプキンス以来かな(笑)

書いては消え、書いては消え…適当になりますが…凄く長いのでご容赦下さい!

…前略…

フロイド・メイウェザー:
先ず、メディア、HBOに感謝したい。俺のスタッフ、全てのスポンサーにも感謝している。リチャード・シェーファー…皆はゴールデンボーイプロモーションとか言ってるけど、俺は個人的にリチャード・シェーファープロモーションって呼びたいね。彼の仕事ぶりには頭が下がるよ。彼は素晴らしい男だ。アル・ヘイモン、毎回ありがとう。ケリー・スワンソン、長年俺と一緒にいてくれてありがとう。レナード・エラルベ、共にたくさんのことを経験してきたけど、まだまだ最高の関係だ。俺達のチームは強い、誰にも止められないよ。

メディアにも感謝しているんだ。メイウェザープロモーションだけじゃなく、GBPにも長年に渡ってサポートをしてくれている。本当にありがとう。9月17日、俺はもう1度最高のパフォーマンスを見せるつもりだ。オルティスも同じ気持ちでいるだろうね。オルティス陣営にもプロモーション活動に参加してくれて感謝しているよ。彼らも素晴らしい仕事をしているね。でも今週土曜日の24/7では、少し違ったテーマを放送して欲しいもんだ。

ファン達も同じ話を何度も繰り返し流されてはつまらないだろう。今週末は何かクリエイティブなものを提供して欲しい。とにかく皆に感謝している。ありがとう。質問を受け付けるよ。

Q:
フロイド、4月のベルトvsオルティスを観戦されたと思いますがどう思いましたか?勝者と戦うことを考えていたのですか?もし考えていなかったとしたら、オルティスと戦う決断をされたのは何故ですか?

メイウェザー:
プランは何もなくってただ試合を観に行っただけだよ。50Cent(ラッパーの友人)の家に遊びに行っててね。あいつの家は試合会場から1時間位のところだったから、観に行こうかってことになったんだ。ああいう形で試合を観ることは少ないし試合を楽しんだよ。両者とも印象的だったね。

あの時はビクター・オルティスの方が優れていた。全くプランは無かったけど、頭の中でこいつと試合が出来たら面白い試合になるんじゃないかなって初めて思ったことは確かだよ。それにマルケス戦の後、オルティスが俺のところへ来て話をしたことも思い出したんだ。リスペクトしているって言われた気がする。俺も"お前は過去にミスを犯したけど、大丈夫だ。真の王者は敗北から立ち上がる、心配するな。』って声をかけたんだよ。あれから2試合目に戦うことになるなんてね。ボクシングではこういうことが起こるんだ。

Q:
会場に向かいながら、良いファイターだったら試合にスカウトするとか考えてたんですか?

メイウェザー:
いや全く考えてなかったよ。ただ観戦に行っただけで対戦相手探しなんてまるで考えていなかった。ただの一観客として試合を観てたよ。

Q:
OK。貴方のスキルについては誰もが良く知っています。今回の試合、貴方にとってKOは必要だと思いますか?暫く遠ざかっていますが。

メイウェザー:
そんなことはないね。対戦相手は俺と戦うとサバイバルモードに入っちゃうから。判定でも負けていて、もう勝つチャンスを見出せないと分かると生き残ることを考えるんだ。モズリーもマルケスもね。ハットンは少し違ったかな。もっとファイトしに来たからKO出来たんだ。俺みたいなエリートを相手にすると、殆どのボクサーはサバイバルをしたがるんだよ。

Q:
婚約されましたね?9月17日に向けてファイターとして男としてモチベーションは上がりましたか?

メイウェザー:
そんなことはないよ。ただ彼女の様な強い女性が傍にいてくれることは良いことだよ。友人だろうがガールフレンドだろうがね。彼女はいつも俺の後ろにいてくれるし、俺をジャッジする様なことはしない。彼女は、裕福だろうが貧しかろうが、何があっても一緒に生きて一緒に学んで行く、いつも貴方の為にここにいるって言ってくれた。だからこそ彼女は俺の人生で重要なんだ。

Q:
16ヵ月もの長いブランクはやはり影響しますか?

メイウェザー:
俺はいつだてtファイターとしての責任と規律を持っているつもりだよ。体重だっていつも147~150ポンド位にキープしている。よく何を食べてるのって聞かれるけど、重要なのは何を食べるかより、どれ位食べるかなんだ。食べ物に関してはあまり気にしていない。食べたいものを食べるけど、豚みたいには食わないよ。

運動もしているよ。オフの期間はバスケをするのが大好きだ。ブランクは作るけど、これ位の規模の試合をやるとなると、最低半年は準備期間がいるだろう?プロモーションはPPVの宣伝なんかも含めてね。勿論対戦相手も重要だ。

Q:
ブランクによって錆び付きはないですか?

メイウェザー:
これまでの試合ではまだ見せてないよな。好き勝手言う人はたくさんいるけど、俺は集中して仕事をするだけだよ。

Q:
フロイド、貴方の16年の素晴らしいキャリアを批判する人は少なからずいますよね?現時点で批判者がいることすら信じられないキャリアですが、やはり頭にきますか?

メイウェザー:


Q
先ず自分達のことをボクシングのエキスパートだと勘違いしてる連中が多過ぎるってことさ。フロイド・メイウェザーより優れているファイターを1人でも挙げてみてくれよ。別に自信過剰になってるわけじゃないけど、俺はKOだろうが判定だろうが勝ち方を知ってるんだ。人生で重要なのは勝つことだ。誰だって最高って思われたいだろ?そうじゃなければ、嘘だ。

どんどん新しいファイターが出てくるのも事実だよ。でも良く考えてくれ。96年の五輪から出てきて俺みたいに成功したファイターはいるかい?00年、04年、08年でさえいないだろ?五輪アスリート達は一体どこへ行ってしまったんだろうね?

俺はビクター・オルティスが9歳の頃からボクシング界を支配しているし、まだまだシャープだ。前にも言っているけど批判している連中には感謝しているよ。それによって俺のモチベーションも上がるからね。

Q:
貴方にとって無敗で引退することは、どれ位重要ですか?

メイウェザー:
他のファイターと一緒だよ。試合では何が起きても不思議じゃないからね。でももし俺が負けるなら、フェアに正々堂々と戦って欲しいってことだけさ。俺は16年、フェアに正々堂々と戦ってきたからね。俺がどれだけ自慢しようと、どれだけお金を見せびらかそうと、絶対に言えることは、俺はフェアだってこと。だからフェアに戦ってくれってことだけだ。

Q:
KOを狙ってくる相手には、貴方は凄く強いですよね?貴方のベストファイトと言える試合は多分向かってくる相手でしたよね。エルナンデス、コラレス、そしてハットン。彼らは全てストップしてますが。

メイウェザー:
その通りだ。エルナンデスから全ては始まった。ハットンは無敗の時に倒したし、コラレスだって一緒だ。彼らは全盛期だったし、ハットンとコラレスは俺よりも若かったんだ。ハットン戦で思い出すのは、心ないファンが俺のところへ来て、国家をバカにしたんだよね。あれで国の為に戦う気持ちがより強くなったよ。ヘナロ・エルナンデスは俺が8位の時に初めてチャンスをくれた。感謝しているよ。

昨晩、ホテルのソファで横になってて携帯電話をいじってたんだけど、G行の最初にヘナロ・エルナンデスが出てきたんだ。彼から全てが始まったんだって感慨深くなってたんだよ。少し前に彼に電話をして、"闘病の状態で何か俺に出来ることがあったら何でも言ってくれ。』って伝えていたんだ。そうしたら数ヶ月後に亡くなってしまったけどね。

コラレスは全身全霊で戦ってきたよ。メンタル面に問題があって、酒を飲んで事故死してしまったのは本当に残念だよ。俺の姉の家の横で事故があったんだぜ…。アーツロ・ガッティのことも思い出すな。俺と戦ってきたファイター達にも家族がいて子供がいるんだ。そういうことを考えると辛いよ。

試合を評価するなら、ヘナロ・エルナンデスは130ポンドの時、最初のチャンスをくれたし、コラレス戦は当時最大の試合だった。若かったし無敗だったしね。ハットン戦は俺もハットンも147ポンドに上げての試合だった。彼だって全勝だった。俺はいつもの様に赤、白、青の旗を代表して戦ったよ。

Q:
その3試合の共通点は何ですか?貴方に与えたものは?

メイウェザー:
彼らはファイトしてきたってことかな。ヘナロ・エルナンデスとはガンガン打ち合った。彼の戦い方は、強い方が勝つって感じだったよね。ハットンはいつもそうだろ?ハットンもコラレスも俺と試合をした後は、確実にそれまでとは違っちゃったよね。

Q:
オルティスが貴方にスキルで勝てるとは思えません。多くの人が言っているのは貴方が衰えていない限り無理だってことです。貴方は34歳だし、最高の人間であっても誰にでも衰えはあります。何か衰えを…

メイウェザー:
(遮って)ちょっと待って。最高の人間であっても誰だって衰えるって言ってるけど、これは貴方のストーリでしょ?

Q:
そうですが。

メイウェザー:
オッケー。

Q:
私はただの記者ですので。

メイウェザー:
オッケー、最高の人間って言うからね。俺もそうなのかなって?

Q:
貴方の方が私より遥かに優れていますよ。

メイウェザー:
そんなことはないよ。俺達は両方優れてるだろ(笑)ジョークだよ。

Q:
はい、衰えを感じることはありますか?

メイウェザー:
俺の昨日の練習を観なかった人達はUストリームで観て欲しいね。俺はまだまだシャープだし、若く見えるって言われるよ。俺が言っているんじゃなくて周りが言ってるからね。俺の練習は他のファイターと違うんだ。ジムに着いたらすぐスパーリングをする。他の連中はシャドーとかやるだろ?朝の3:00~4:00位に走っているし、自分のスキルが衰えているとかはまるで感じないよ。多分、試合で打ち合いばかりしてないからだろうね。打ち合いばかりしているとやっぱり弱ってくるもんだ。俺は打たれたことが殆どないしね。俺のディフェンス力を神に感謝しているよ。

Q:
貴方のディフェスなは史上最高クラスだと思います。マニー・パッキャオとフレディ・ローチが昨日の記者会見で、貴方がオルティスを選んだのはサウスポーだからだ、パッキャオ戦の準備だと言っていましたが。

メイウェザー:
前にも言ったけど、奴らは一方では俺を裁判所に連れて行きたいんだろ?俺はリング内で判決を下す方を望むね。俺はアメリカに暮らしているし、俺はフェアなファイターなんだ。本当に最高のファイターなら、テストを受けろって。でもフレディ・ローチか、パッキャオのチームメイトか分からないけど、奴らは俺が奴らのことを話すのが嫌なんだろ?何も言っちゃいけないってね。

大事なマルケス戦があるって言うのに何故フロイド・メイウェザーの名前が出て来るんだ?特に同じレベルのファイターだと思ってるならね。俺の名前を使えば巨額のファイトマネーが手に入ることは確かだけど。メディアがもっと注目すべきは、俺が既に倒した相手と次々に試合をしてるってことさ。

シェーン・モズリーはアントニオ・マルガリートを破った時が最高の出来だって言われてたけど、次に戦ったのは俺だよ。俺は最高のタイミングで戦ってるんだ。そして俺に負けた後、モズリーは誰かを相手にドローだったってね。

俺と戦った相手は2度と同じ状態ではリングに上がれないんだ。モズリーは俺に負けた後、ドローだった。その後パッキャオだ。マルガリートはモズリーに巻けた後、パッキャオだ。マルガリートはコットを相手にズルをして勝った。打ちのめされたコットの相手がパッキャオだよ。

俺はハットンが無敗の時に勝っている。その後は同じファイターとは思えない試合をしていた。マルケス?奴はPFPのNo.2だと言われてた。俺は2年のブランクがあった。でも戦ったら、俺の方が全然でかいって言われる。じゃあパッキャオとはどうなんだ?

この男は105ポンドから154ポンドに上げてきてKOをしているけど、皆はナチュラルだって言う。俺が147からヘビー級に上げてKOしても同じことを言えるかい?皆、自問自答して欲しいね。俺は何もなければ文句なんて言わないさ。何かを隠してるとしか思えないんだよ。俺達が戦うなら、最高の試合だろ?最高の会場で、最高の選手同士が戦うんだろ?だったら最高のテストを受けるべきなんだよ。

決してこれはパッキャオだけに言ってるわけじゃない。俺と戦うなら必ずテストを受けるべきだ。ボクシングは少し他のスポーツと違ってきた。腐敗していたんだよ。それが俺の言いたいことだ。俺があれこれ言っているのが気に入らないから裁判を起こすって?でも結局俺の名前を使ってるじゃないか?皆、俺に話しかけといて、俺が話すのはダメなのか?

②に続く…。いつになるか分かりませんが(笑)

チャオ♪♪