外資系の会社は海外への輸出のみを対象とする 「 輸出加工区( EPZ ) 」と

ベトナム国内への販売も行う 「 工業区( IZ ) 」に 分類される。


私達の企業は これまで EPZ 企業として、その100%を 日本へ輸出していたが、

昨年後半からの、世界的な大恐慌の影響を受け、

ベトナム国内にも出荷することにしたために、IZへの変更を申請。


その調査のために、昨日、税関が監査を行った。


うちの会社と、税関の間に入って 色々お世話をヤイテ下さる

物流会社の 社長 からも 電話があり、

「 社長、今回は、税関の検査職員に一人100万ドン( 6000円 )渡して下さい。。」


な、なに~?

賄賂が大嫌いな私。

その性格を知っている社長が言ってくるんだから、今回はよっぽどのことなのか?


ただ、うちは税関に隠れて何かを しているわけでもなく、何の非もない。

それを、わざわざ電話してくるんだから、税関の方からの要求があったのか?


ここベトナムでは ティーマネーは当たり前。

それをしない企業は、何かと不便を被ることになる。


そんな方々が見えて、監査。


おい、犬が来たぞ!

「 社長、なんてこと言うんですか、聞こえますよ!」


いいんだよ、犬は、犬だろ!ベトナムでも、こういうとき、犬って使うのか?

「 辞めて下さい。使いますけど・・・ 」


ハイエナ とも言うけどな。ハイエナって、わからないでしょ?

「 わかりませんけど、カッコ良さそうですね。」


カッコなんて、どうだっていいんだよ。

この前の警察みたいに、土足だったら、蹴りこむからね!


私は監査の予定が入る以前から、来客の予定があり そちらの対応、打合せ。


工場内で 設備の打ち合わせをしていると、そこへ税関たちが・・・

一緒に回っているスタッフに

大丈夫?問題はないんでしょ?と聞くと

「 いいえ、大問題が発生です。

 電波溶着機が2回、輸入されていることになっていると言ってます。

 1台はどこにあるのかと・・・ 」


カっち~ん!


そんなの今までのインボイス見ればわかるだろ?

明らかに 税関のミスだろうが!

そんな小細工してまで 金が欲しいのか?

お前ら、ホント犬だな!いや、犬以下だ!


「 やめて下さい、お願いします。」


スタッフにその場から連れ去られた税関を観ながら、お客さんが、

「 ホントにやってるんだねぇ、税関と、ドンパち・・・

 税関の事務所で机、ひっくり返したって聞いてたけど、あれも、ホントなの?」


本当です。そのおかげで、税関の事務所には それ以来 「 出入り禁止。」


日本で飼ってるうちの犬は、そんなことしません。


あいつら、やっぱり、犬にも劣る。