みなさんこんばんは満月

 

大学生の頃、「女の子にめちゃくちゃモテたい」って思った時期があったんですよ。いや女の子にモテたいってのは生まれてから今まで常に思ってるんですが。

 

大学生の頃の僕は特に強烈な「モテたい欲」を抱いてまして、人生の優先順位のNo.1が「女の子にモテる」事で、女の子にモテるための行動に自分のエネルギーを「全振り」してたんです。

 

EXILEが好きな女の子と知り合えばカラオケでEXILEを練習し、オシャレな男が好きな女の子と出会えば、バイト代をつっこんでオシャレな服を買ったりしたんですよ。今になって思えば、「モテたい」っていう気持ち以外は何もなく信念ブレまくりだったんで、そんな男がモテるはずがないんですが。

 

そんな時、ある友人が「aiko」をオススメしてくれました。あのシンガーソングライターのaikoさんです。

 

その友人は、「モテたいなら女心を理解しろ!女心を理解するのにはaikoの歌を聴くのが1番だ!」という謎理論を展開していましたが、当時の僕は単純だったので、というかバカだったので、光の速さでTSUTAYAに行き、aikoのセカンドアルバム「桜の木の下」をレンタルしてきました。

 

 

「これで女心を理解できる男になれるぜ!」

 

 

そう思った僕は、CDをデッキに入れ再生ボタンを推します。

 

 

・・・・・・・。

 

 

いやわからん。

 

これを聴いてても女心がわからん。なんだ「夏の星座にぶらさがって」って。ハンター試験ですら崖の下の糸にぶらさがる程度なのに。

 

歌は良いと思うんですよ。キャッチーなメロディですごく聴きやすいので、ずっと聴いてられる。これは確かにハマる。しかし、目的は「aikoの歌を通して女心を理解する」事であり、この時の僕はaikoの歌を聴いても、さっぱり女心がわかりませんでした。

 

これはアレですか。僕には女心を理解するセンスが皆無って事ですか。だってもう、名曲「カブトムシ」を聴いても「いつになったら、クワガタムシとの戦いが始まるんだろう・・・。」とか思ってしまうわけですから。

 

 

「aikoの歌を聴いても、僕には女心は理解できない。」

 

 

そんな打ちひしがれた思いで、僕はTSUTAYAに借りたCDを返しに行き、ついでにサードアルバム「夏服」をレンタルしました。

 

aikoにハマった。

 

 

それでは今夜はこのへんで・・・満月