ヤサ男が不登校になったばかりの頃、たくさんの本を読みました。
その中で参考になった本の中に、
不登校児の親御さんたちが書いた
「不登校でも子は育つ~母親たち10年の証明」という本があります。
実際に不登校になった子供たちが、どのような経緯で学校に戻ったか、
社会に出ていったかというストーリーが綴られています。
中には元気になるまで5年、10年とかかっているケースもありますが、
壁を乗りこえたお母さんたちが書いているだけあって、
どのお母さんたちも明るく、ありのままの子供を受け入れていました。
その中でとても参考になったのが、「親子の回復段階表」です。
その本を読んだとき、ヤサ男は「急性期」と「葛藤期」の間でした。
そんな状態がずっと続くのかな、、、と不安だったのですが、
回復表を見ると、その後、「安定期」、「始動期」「活動期」と
段階的に元気になると書いてあったので、少し安心しました。
そして、ヤサ男が学校に戻れた今、
この親子の回復表を見てみると、
本当にこの通りだったな~と思います。
時間はかかりましたが、
少しずつヤサ男も私も、
このルートを通って、
元気になりました。
作ったのが不登校の親御さん当事者ですから、
当たり前と言えば当たり前なんですが、
親の「行って欲しいオーラ」とか、「こんなに元気なのはなぜ?」
とか、言葉のチョイスが絶妙で切なくなります。
子供の不登校が始まったばかりの頃は、
目から光が消えた病人のような子供を見て、
どうなってしまうんだろうと不安でたまらないものです。
でも、お母さんが子供のことを見放さない限り、
そして、自分を変える気持ちがあるなら、
子供はきっと、安定期、始動期へと向かうはずです。
今、子供が元気のないお母さんは、
「明日は学校に行けるかな」とつい
近視眼的な考えで子供を見てしまうと思います。
そんなときは、少し先を見て、
元気になっている子供をイメージすれば
焦りや不安が少し小さくなるかもしれません。
私も大きなことを言える立場ではないのですが、
夏休み明けのこの時期、
不安が膨らんでいるお母さんやお子さんのお役に立てればと、
自分が参考になった表を紹介させていただきました。
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