『がんばれ！貴乃花親方！』

　一門の親方衆たちが　困惑ぎみなのに対して、

貴乃花親方の吹っ切れたような、

自信に溢れ、落ち着いた表情が印象的だ。

　単に我を押し通すのではなく、

きちんと根回しが出来ているのだろう。

　

　　ことなかれ主義からの脱却。

　　大相撲界にとっての、一大事。

　

　　　　横綱としての晩年。

　　　　巡業先の支度部屋。　

　　　ドア一枚へだてた外にはマスコミが押し寄せている。

　「あることないこと言われても、横綱というのは言い訳してはならないんです。」

　その美しい横顔に　鳥肌が立ったのを覚えている。
　

　どんな相手でも胸で受け止めてから戦った大横綱。

　テーピングも極力巻かなかった美学。

　
　どう考えても　大相撲を変えるのはこの男しかいないだろう。
　

　　　まあるい土俵は無限の可能性の証。

　　がんばれ！　たっかのっはなぁ～っ！

　　