ネパール旅行から返ってきて、




ネットフリックスを見あさりまくっているんだけど、




その中で、樹木希林さん主演の『あん』という映画が印象的だった。





ハンセン病を患っているおばあちゃんが、





雇われ店長でどら焼きを売っている中年男のお店で働きたいと言って、





自分の手作りあんこを持っていって、





店長に食べてもらったことがきっかけで、





二人でお店をやって繁盛していくお話なんだけど、





泣いてはいないんだけど、




すごく心にグッとくる映画で、




おばあちゃんが最後に店長さんに手紙を書くんだけど、





その中の





『私たちは、この世を見るために、聞くために、生まれてきた。




だとすれば、何かになれなくても、私たちは生きる意味があるのよ。』





って言葉がすごく印象的で、




私はきっと何者かにならなきゃいけないって心の奥底に思っていて、




けどそれが見つけられていないから、




そんな自分はだめだと思っていて、




今ひたすらにやりたいことをやっているのに、




今ひとつ成果が出てない自分にもやもやしてる状況で、




この言葉を聞いて、





『それでいいんだ』ってちょっとホッとしたというか…





何者かになろうとしなくていいんだと気づけた





周りの人たちが、




起業して自分で稼いだり、




仕事を楽しんでやっていたり、




やりたいことを見つけてそれを行動して、ちゃんと事業になってたりすると、




すごく羨ましかった。





私も情熱を注げる何かを夢中でやりたい…!





登山や旅行が好きだけど、




でもそれをどうやったら仕事に繋げたらいいのかわからなくて、





登山や旅行を続けるには、




お金を稼がないといけないし、




登山や旅行のために働くけど、





その仕事がいまいち身が入らなくてずっともやもやしてて、





いつまで経っても、





『こんなんじゃだめだ、結局私は何がしたいんだ、どうしたいんだ…』




てゆうのの繰り返しでしんどかった。




それを少しだけ緩くしてくれた気がした。