寒天スイーツ食べたことある?
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ありますよ。
と言うか、経験の有る無しまで質問の設定を下げなければならないほど寒天は一般に食されていないのでしょうか。
地味にえ?と思ったのですけれど、私が思っている以上に馴染まれていないのでしょうかね。
夏になったら水ようかんくらいはつるっと口にしそうですけれど。
それでも近年は食物繊維含有量と0カロリーがダイエット需要にハマって安泰なイメージの寒天。
一番存在価値が揺らいだのは競合相手のゼリーが登場した時だったでしょう。
動物はよりハイカロリーな食品を美味しいと感じるように出来ていますから、栄養についての予備知識無くゼリーと寒天を並べたら古今東西蛋白質のゼリー圧勝だと思うのです。
実際、今はどっちですかと訊かれても心の底からどうでもいいと思っている私ですが、子供の頃はゼリー一択。
ゼリーを装ったポップなパッケージの中身が寒天だった時は、ギャン泣きこそしませんでしたが人知れず複雑な敗北感に打ちのめされていました。
寒天ゼリー。
あのペテンはあきまへん。
一応寒天名乗って逃げ道作ってはるけど、ゼリーは巻き込んだらアカン。
百歩譲っても君の名前はゼリー寒天だ。
失ったシェアをなんとか持ち直したくてゼリーに寄せてるんだろうなぁとは思いましたが、ゼリーになりすましたところで、いやゼリーちゃうんかいと思われて要らぬ恨みを買うだけなのです。そこに活路はありません。
例え10円20円寒天の方が安くても、ゼリーを求めている人は寒天は選ばんのです。
疑似ゼリー代替戦略は的が外れているだけでなくあまりにも悲しい。
日本古来のオリジナル甘味素材として、寒天には寒天の個性を誇って欲しいとは、その頃も薄っすらとですが願っておりました。
その後、寒天が再び世間の脚光を浴びたのは2005年寒天の日制定の年。
TV番組でダイエット効果や健康補助食品としての効能が紹介されてからの事。
2月16日はその番組の放映日なのだそうです。
TVに持ち上げられた事を記念日に刻む。
どれだけ称賛に飢えていたらそんな発想になんねんと思うものの、このビッグウェーブを逃すものかと言う業者さんの悲痛なまでの執念を偲べば軽々に弄る事も憚られます。
最後に、私が夏サイダーを消費するのに使っているジャンクな寒天の使い方をご紹介。
緩めに固めた脆い寒天をザクザクに砕いて器に盛り、サイダーをぶっかけてスプーンでいただきます。
家の誰一人も炭酸に興味を持たないもので、放っておくといただき物のサイダー・コーラが夏を越して冬まで残ってしまいがち。なのですが、この方法だとれだと750mlが二日くらいで片付きます。
寒天の味付けとサイダーとの量バランスはそれぞれお好みでどうぞ。
夜はチューハイでも結構いけました。
サイダーとの相性はゼリーより優秀です。
