竹下通りに行ったことある?
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あります。
ありますけれど、クレープと竹下通りの関係が分からない方いらっしゃいませんか?お年によっては。
分からない方に向けてお話しますと、昔々の80年代初期。クレープと言うマイナースィーツが一気に認知度を上げたのはこの頃でした。
切っ掛けは竹下通りに出店した一軒のクレープ屋さん。
このクレープ屋さんの繁盛がTVに取り上げられ、クレープは全国へ知られるようになりました。
今のチーズハットク屋さんみたいな流行りものの一つで、”チーズハットク=新大久保”のように”クレープ=原宿竹下通り”が、その時代の共通認識だったのです。
当時、JR丸ノ内線沿線でお手頃な地価だった原宿竹下通りにはタレントショップが次々出店していました。
休日になるとそれを目当ての若者が日本中から集まり、最盛期には普通の道路が出勤ラッシュ時の中央駅ホーム並みの人口密度になっていました。
本当に日本中のタレントファンが本気で原宿竹下通り集まっていたのです。
それだけの人が集まると、問題になるのが食事と排泄です。
トイレはグッズショップで用が足せるけれど、食事がとれる店舗は常に満席。
お上りさんであればこそ、家やコンビニで仕込んできたおにぎりや弁当を公園や道端でかぶったりはしたくない。
そこへ現れたのが、路面販売に特化したクレープ屋さん。
食べ歩き推奨。可愛い。美味しい。地元でこんなスィーツ見た事無い。
この頃、どの地方でも洋菓子の流通を担っていたのは町のケーキ屋さんだったと思うのですが、そうした店舗で扱うに、クレープはジャンク過ぎたのです。
だから皆、発展型であるミルクレープは知っていても元々のクレープは知らなかった。それが新鮮だった。
”原宿竹下通りのタレントショップに行ってクレープ食べてプリクラ撮る”は、芸能タレントファンの通過儀礼的行動パターンとして後々弄られまくる事になるのですが、この時は皆それが楽しかったのですよね。
今時の”新大久保の韓流ショップに行ってチーズハットク食べてインスタ用の写真撮る”と同じですよ。
因みにこの記念日に竹下通りは全く関わっていません。
クレープを巻いた形が9に見えるからですって。
いくらなんでも関係薄すぎですわ。
