【スタンプ】よく覚えてるデートは?【恋人たちの日】 | それがいつまで続くかな

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よく覚えてるデートは?

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誰が決めたか恋人たちの日。
1111が、脚が4つ並んでいるように見え、恋人同士が並んでいるように見えるからだと言う。
 
星座の世界や。
それこそ”お前の匙加減一つやないか”。
 
よく覚えているデートは車道楽の人と天ぷら食べに行った時の事ですかね。
車検を受けた事が無いタイプの車好きさんでした。
 
彼は元々同じ県内に住んでいたのですけれど、その時は仕事の都合により隣県の実家住まい。
でも運転が苦にならない人なので私はどこに行くにもdoor to doorで大変助かっておりました。
 
その日は冬の太陽が暖かくて、ドライブ日和だからちょっと時間かけて口コミで知った店に行こうとなりました。
それで県境を越えて『帰れマンデー』でサンドさんたちが歩いているような道沿いにある、サンドさんたちが探しているような店に行ったのですが、これがあちこち寄り道したせいもあって食事にありつけたのが14:30過ぎ。
 
店を出た時点でもう夕方近いなと思ったのですが、見も知らぬ道を走り出して然程行かないうちにフロントガラスの向こうが真っ暗に。
陽が傾いた感じもしなかったのに日没早いなと思っていたら、目の前の暗闇から白く細かい浮遊物が吹き付けて来まして。
雪ですよ。
田舎道だから車のライト以外はほぼ暗闇。そして吹雪。
いつの間にか本当に物の例えじゃない吹雪になっていて、粉雪がばんばん暗闇の向こうからこちらに吹き付けてくる。
 
めっちゃ怖い。
 
路面は凍っていないし雪はまだ積もるほど振ってはいないけれど既に事故の心配をしていた。
 
スピードもいつもより早く感じる。
 
と思ったら、それは私の体感じゃなくて事実だった。
エンジンが本気の音出してるし、スピードメーターの針は下道で見た事の無いポジションに傾いてる。
 
急がんでええんやでとやんわり言ってみたが、生返事をしてスピードを変えるつもりはなさそう。
 
気持ちはわかるの。
あなた私を送ってから再び越境して、今走ってる道と同じような田舎道を駆けて実家に戻らないとならないから。
あそここの地方一の年間積雪量だから、うちの市内が氷雨に濡れてる時にはチェーン撒かなきゃ走れないほど凍った路面に雪が積もってたりもするの知ってるし。
 
だから見通しのいい、対向車の無い田舎道は目を瞑ってたの。
だけどね、
 
市内の大通りで90キログラムはアカン。
アカンよ。
 
それ以外は普段のひとでしたよ。何の困ったことも無い。
でも、デフォルトでない選択肢が現れた時私の常識と違う常識の中で生きている人だって分かるのね。
 
と言う人生で一番ドキドキしたデートの話でした。