今宵はにゃん特製の春菊たっぷり鶏鍋を突っつきながら、
日本酒の熱燗をさしつさされつ・・・
ひで「ふう～、寒い日にはやっぱり鍋だね。
シンプルだけど、春菊の味が引き立っておいしいね。
鶏肉もよくしまっていて、いい感じに旨味が出ている。
それにしてもこんな日は、また温泉に行きたくなるなあ」
にゃん「そうね。この間行った伊東の温泉よかったね。
宿の中に登山電車があって、45度の急傾斜を30メートル
ゴトゴト上がって露天風呂に行くんだよね」
【登山電車の出入口。普通のエレベーターみたい】
【登山電車の中】
ひで「『庶民的な銀河鉄道』みたいでよかったな。
あまり調べていかなかったんだけど、
女性専用の時間はあるけど露天風呂が基本混浴だった。
混浴っていうと、スケベなおじさんが岩陰に隠れていて、
女の人が入ってくると天岩戸の扉が開くように
鼻の下を伸ばして突然現れそうなイメージがあるけど、
そんなことなかったね」
にゃん「そうそう、入る前はちょっと心配だったけど、
お互いにさりげなく気を遣っていて、
ゆっくり気持ちよく入れたわ。
それに、老若男女皆が裸で温泉に入っている様子は
おおらかで楽しかった～」
ひで「せっかく温泉に行っても別々だと寂しいし、
だいたい男の方が早く上がることが多くて
待ってることが多いし。
夫婦で行くなら温泉も一緒に楽しみたいな」
にゃん「ほんとね」
ひで「近頃貸し切りや露天風呂付個室があるところも多いけど、
狭かったりするし。
今回、広い温泉でくっつきながら星を眺めてあったまるの
凄くシアワセだった。
にゃんのこともっと愛しくなった。
僕はそう思ったけど、
男と女では混浴の感じ方も違うのかな。
女性から見て混浴の温泉てどうなの？」
にゃん「そうね、女性の中でも感じ方は様々だと思うな。
男性に裸を見せるのがいやで
混浴に抵抗がある女性もいれば
あまり気にせず混浴できちゃう女性もいる。
若いうちは苦手でも年齢を重ねると
大丈夫になったりとか」
ひで「そういえば先に入っていたご夫婦の奥さんが、
すっ裸でストレッチしてたね（笑）
露天風呂に入るたびに会ったけど、
いくつになっても
混浴を楽しめる夫婦っていいなって思った」
にゃん「私もそう思うな。
普段もきっと仲がいいんだろうなって。
私たちもきっと、
ずっと混浴を楽しむ夫婦でいると思うわ。
伊東の温泉で初めてひでと混浴に入って
広くて気持ちいいとか、楽しい気持ちを
その場で共有できてとっても良かった。
私、混浴にはまったかも(笑)」
ひで「他の混浴温泉も行きたいから調べてるんだ。
ひとまず法師温泉長寿館と宝川温泉汪泉閣
チェックしてるよ。
かなり昔の話だけど、長寿館は国鉄のＣＭで
上原謙さんと高峰三枝子さんが入っていた温泉だね。
汪泉閣は川沿いに200畳もある
露天風呂があるっていうし」
にゃん「行ってみた～い！」
ひで「行っちゃおう！」
お酒も進み、話も進む。
今日もまた、二人のゆる～い時が過ぎてゆく・・・。