先週の「情熱大陸」に秋本治。


ヴェルディのしわざなのだ。

少し前にブログでたまたま「こち亀」の思い出を書いたばかりだったので、タイミングのよさにちょいとビックリ。


 秋本先生の仕事ぶりに密着した内容でしたが、いや~、ひさびさに見ごたえ十分な情熱大陸だったと思います。仕事への姿勢と作品に対するこだわり、旺盛な好奇心などなど、「こち亀」が生まれるまでの秘密が垣間見れて面白かった。



 印象的だったのが、移動中に行われたインタビューで「最近、一番怒っていることは?」と聞かれ、「この(情熱大陸の)取材時間が長いことかな」と苦笑いしていた場面でしょうか。


 仕事中の様子も時間をかけて撮影しているので、それが続くことにアシスタント陣から少し不満の声を漏らされたそうです。しかし「先生、何時間番組なんですか?えっ、30分ですか」と驚くアシスタントに対して、「いいものを作るには、たくさんのものを撮っておく必要があるんだよ」と説いたそうです。秋本先生が言うと、説得力が違いますよね。


そしてすべての取材が終わると、今度は情熱大陸の取材クルーのテレビカメラやピンマイクに興味を持って、熱心に逆取材するあの姿勢。うーん、すごいなぁ。


 「好きなことが仕事に結びついているんだから・・・昔は漫画を描いていたら怒られていたんですよ。今は怒られない。しかも締め切りを守ると褒められる。こんなありがたいことはないですよ」。


 忙しくなると、ついつい見過ごしがちな事実ですが、好きなことを仕事できることへの感謝の気持ち。自分も大事にせねばなっ、と思いました。