日曜日は、毎年参加していたラウンドテーブルが開催。
今年も普通に見学しようと思っていたが、今回はメディアが入場できず、終了まで別場所で待機とのこと。まぁ、今回は状況が状況だけに仕方がない。駄々こねても仕方ないので、取材はあきらめることにした。



 そしてタイミングよく仕事の依頼をいただいたので、それを受けることに。というわけで、千葉の某所へ行き、巻誠一郎選手にインタビュー。ひさびさの京葉線乗ったわ。突然決まった仕事で時間がなかったので、家に保管してある雑誌やエルゴラなど、できる限りの資料をかき集めて「巻誠一郎ヒストリー」と「千葉の今シーズン」を電車の中でもそれを熟読して、頭に叩き込んで臨みました。


 試合後のミックスゾーンで見かけことはあるけど、巻選手としっかりと話すのはこれが初めて。正確にいうと、インタビューではなく、ある方も交えた対談だったんだけど、その角度からのアプローチのおかげか、サッカーに対する取り組み方、自身のサッカー観、そしてシーズンオフのこの時期の過ごし方の重要性、巻誠一郎を形成しているものが何なのか、非常によく知ることができた。


 正直、「代表に選ばれるようになってから巻は変わったらしいよ」とか、あまりいい噂は聞かなかったので不安だったのだけど、大学時代の話題を中心に聞いたのがよかったのかな・・・ビックリするくらい饒舌に話してくれた。決め付けてはいかんね、ホント。そしてあの奇跡的な残留劇にあった話なども・・・ヴェルディ担当記者としては、ちと複雑でしたが。こういう話を聞けたとき、この仕事をやっていてよかったなぁと思う。



 インタビュー後。
この仕事をしてからというもの、普段は取材対象者からサインはもらわないようにしているのだけど、思わずお願いしてしまった。それほど刺激的な話を聞くことができた。巻選手は快く書いてくれました。掲載時期は近くなったら公表しますね。



ヴェルディのしわざなのだ。



 帰って録画しておいたM-1グランプリ2008を見る。うかつにパソコンをインターネットにつなげようものなら、ヤホー(by ナイツ)で結果をうっかり見てしまう可能性が高いので、危険だ。


 個人的には本命と思っていたオードリーが決勝の8組に残らなかったので、今年は特に誰を応援することもなく見ていたのだけど、敗者復活戦でオードリーが勝ち残ってきて思わずガッツポーズ。若林が信じられないといった表情をしている隣で、春日がまったくいつもの春日で笑った。少しは興奮しろ。


 優勝は「NON STYLE」。オードリーもいけるかなと思ったけど、2本目は一本目ほど弾けなかったか。ただ今年を見ていると、ますますM-1に特化した戦い方を追求しなくては勝てなくなってますね。「紳竜の研究」というDVDの中でも島田紳助が話していたけど、1分でもなく6分でもなく、M-1は4分間という時間での決戦なので、そのための戦いをする必要がある。ボクシングでいうなら、KO一発狙いではなく、絶え間ないラッシュで効果的にポイントを多く稼ぎ続けたほうが有利、みたいな。


 実際、トップバッターのダイアンに対して、松本人志が指摘していましたね。多少後半で巻き返しても、序盤で少しでも間延びした印象を与えると、最終ラウンドまで食い込んでいくのは難しいというレベルまできてる争いということなんでしょう。そういう意味では、最終ラウンドに残った「NON STYLE」と「ナイツ」はM-1に勝利する戦いにとことんまで徹していた。


・・・とまぁ、誰もがニワカ評論家になれるのもM-1のいいところですな。そして、今田耕司の司会ぶりは今年もすばらしかった。


紳竜の研究/島田紳助、松本竜介
¥5,481