クラブワールドカップの幕が閉じましたね。
4年前のトヨタカップ、マルディーニの掲げる姿が見たくてスタジアムまで足を運んだのですが、PK戦の末、世界一クラブの座はボカが掴みました。あのときの試合後の光景を思い出すと、今回はテレビ越しでしたけど、マルディーニが優勝カップを掲げた瞬間、ちょっとこみ上げてくるものがありましたよ。
そして、3位決定戦で大活躍したワシントン。
ブラジルのフルミネンセ移籍が決まっているので、この試合が日本でのラストゲームになりました。オジェック監督との確執が移籍の原因のようですが、人格者である彼があれだけ荒れてしまったのですから、よっぽど根の深い問題だったのでしょう。それでもピッチ上では全身全霊をこめて、プレーし、2ゴール。プロフェッショナルとしかいいようがありません。
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彼が日本で過ごした最初のクラブは、ヴェルディでした。ブラジル選手権得点王の肩書きを引っさげ、その看板に恥じないゴールハンターぶりで孤軍奮闘。そしてゴールを決めると、心臓を叩くパフォーマンス。サポーターも「バモ!バモ!ワシントン!バモ!」コールのときには左胸を叩いていたんですよね。今思い出しても、これは秀逸だったと思います(笑)。あぁ、PKでゴールキーパをした試合もありましたねぇ。
しかし、いくらワシントンが得点を重ねても、チームの守備が崩壊し大量失点する日々。
そしてヴェルディはJ2降格が決まりました。
降格が決まった、あの日の試合後。
彼はロッカールームへの通路でうずくまっていた。
・・・・・あれから2年たったんですねぇ。
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<おまけ>
「日本にもワシントンみたいな決定力のあるフォワードがいれば・・・」という企画で実現した、日本代表のユニフォームを着たワシントン。すげぇレアな姿だと思います。
ちなみに後ろに写っているジーパン姿は、バドン監督だったりします。
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さよなら、ワシントン。どうかお元気で。