残念ながら、前半はイエメンのプラン通りに試合が運んでしまいましたね。


 力の差は歴然。ゆえに相手は、わかりやすほど徹底したドン引きで守りを固めてきたわけですが、30℃という暑さもあったのでしょう。相手の守備をひきつけたり、味方のパスコースを確保するような、いわゆる「3人目の動き」が少なく、日本の攻撃に連動性が感じられませんでした。他にも、単純に巻のヘディングだったり、あるいは田中達也のドリブルでセットプレーをもらえたりと、そうせずともある程度崩せそうな攻撃ができてしまっていたせいもあるでしょうな。


 後半に羽生が入ってから、そのへんの動きはある程度解消されましたが、まぁ、まだまだですよ。2-0とはいえ最低限の勝ち点3は確保していますし、前任者のように「勝てば、オールOK!]というタイプではなく、「勝っても、ここがよくない!」と口うるさく指摘するのがオシム先生ですから、次の試合への教訓としてくれることでしょう。


 オシムの目指すサッカーへの道は、まだまだ遠いです。


 いま巷では、羽生や佐藤勇人らのことを「オシムチルドレン」と言うのですね。じゃあ、実の息子・アマルは何なんだよ?オシム・チャイルドか?と思ったら、「オシム・ジュニア」と呼ぶのですね。小泉チルドレンのもじりなのはわかってるけど・・・・ややこしいよ!


・・・・去年からずっと思っていたのですが、山田卓也と佐藤勇人ってやっぱり似てるわ。代表ユニ着てる佐藤の姿を見て、かなり確信しました。なおオシムが来日した当初、すごく評価していた選手が山田卓也なんですよね。屈強なフィジカルに代表される身体能力、どこのポジションもこなせるユーティリティー性などなど、かなりオシム好みの選手だったらしく、実際にジェフからオファーがあったという噂でしたからね。


 ではでは。