韓国で痛ましい航空機事故が起きました。

 

動画を見る限り逆噴射装置も展開されていないしフラップも出ていないようでした。

 

報道によると着陸復航を試みるようであったとのことですが不可解です。

全ての油圧が失われたのかもしれませんがバードストライクで両エンジンが停止したとしても油圧が直ちにすべて喪失することは考えにくいと思われます。

 

バードストライクにより両エンジンが停止しニューヨークのハドソン川にA320型機が着水し乗員乗客全員が助かった事故は映画にもなりましたのでご存じの方も多いと思います。

その機体であっても油圧は作動していました。

 

素人の浅はかな知識ですが、今回の事故を起こした機材と同じ日本のJAL系のB737ー800型機には主脚格納装置の側に燃料投棄装置を装備していますが、燃料投棄装置がない機材もあるようです。

その装置が未装備の機材であれば燃料がある程度残ったままの緊急着陸になったのだと思います。

 

いつも思うことなのですがバードストライクの事故は日常的に起きていますのでエンジン前方にプロテクターは付けられないのでしょうか?

 

日本の空港ではバードストライクを避けるために銃(実弾、空砲をその時により変えて発砲するそうです)を放ったりと対策をしているいるようですが海が近い空港では海の浅瀬が鳥の餌場となるため完全な対策となるわけではないようです。

 

私自身はバードストライクを受けた飛行機に搭乗したことはありませんが、搭乗していたDC8機が上空でエンジン火災を起こしクアラルンプール空港に緊急着陸した経験があります。

着陸すると同時に救急車や消防車が滑走路に向かって走ってくるのが見えましたが心の底から恐怖感を覚えました。

 

今回の事故機に搭乗され亡くなった皆様のご冥福をお祈りいたします。