クルーズ船にはいくつかのカテゴリーがあります。
列車に例えれば特急踊り子号のようにお休みに気軽に利用できる「カジュアル」カテゴリーのクルーズ船。
これらの船の多くは街のように何でも揃っているのが特徴で必然的に大型化する傾向がみられます。
MSCベリッシマはこのカテゴリーです。
次のカテゴリーはディズニークルーズのクルーズ船に代表されるプレミアムクラスです。
踊り子号で向かうのは自然豊かな伊豆半島の温泉や観光地。
ディズニークルーズラインのクルーズ船は大げさに言えばディズニーランド全体が船として動いているようなものですので一般的な観光地を巡るのとは異なるプレミアムであることが理解できます。
もちろんそのようなポリシーとは異なりカジュアルクルーズに比べて優雅な時間を提供できるようきめ細かなサービスで運行されるクルーズ船もプレミアムクラスに分類されます。
プレミアムクラスのクルーズ船の場合はディナータイムのドレスコードがしっかりと定められていますので女性ならばパーティ用の服装や男性ならば少なくとも蝶ネクタイにフォーマルスーツかタキシードなども用意したいですね。
ジーンズなどで夕食会場に出向けば間違いなく追い出されますので気を付けましょう😅
カジュアルクルーズでもフォーマルなどのドレスコードが指定されてる日もありますのでクルーズ船乗船の際にはそのような服装は用意して乗船すべきだと思います。
更にその上がラグジュアリーカテゴリーのクルーズ船です。
日本にも寄港しているセレブレティミレニアムなどのクルーズ船がラグジュアリーカテゴリーです。
このクラスになると食事の際のドレスコードも厳格になります。
セレブリティ・クルーズのドレスコードは、メインダイニングやスペシャルティダイニング、セレブリティシアターではスマートカジュアル、各旅程に1~2回あるイブニングシックではフォーマルです。
スマートカジュアルとは、ドレスやスカート、ロングパンツ、スタイリッシュなトップスやボタンダウンを着用し、快適でありながら上品に見える服装です。
男性はスマートカジュアルであってもジャケット着用が原則です。
民族衣装である和服は正装として認められていますので和服でフォーマルディナーなんて素敵ですね。
では、乗船に係る費用が各クルーズ船のカテゴリーによって全く異なるのかと言えばそこまでではありません。
どのクラスのクルーズ船でも手ごろな費用の船室からバトラーサービスが付帯する船室迄乗船料金は様々ですがクルーズ費用の差はカジュアルクラスとプレミアクラスではそこまで大きな違いはありません。
クルーズ船の良いところはどのカテゴリーの船でも費用が安めであることです。
その理由は、日本船籍の外航クルーズ船やディズニークルーズを除きほとんどのクルーズ船にカジノが併設されていることです。
その売り上げがクルーズ船の大きな収入源となっているためクルーズ船の乗船料は安く感じられます。
そのため、日本船籍の飛鳥Ⅱやディズニークルーズの乗船料は他のクルーズに比べて高価です。
その他、ブティック(Boutique)と呼ばれる、小型のラグジュアリークルーズ船を利用したクルーズもあります。このクルーズの特徴は船が数千トンと小型のためクルーと船客との距離が近くきめ細かいサービスが受けられることが特徴です。
また、ロイヤル・クリッパー号のような大型帆船を利用した特別なクルーズ船も就航しています。
ジャパネットがMSCベリッシマを利用して日本一周クルーズを企画しテレビなどの媒体でCMをしていることは皆さんもご存じだと思います。
ところが日本一周とうたっているのに実は韓国の済州島に寄港します。
その理由は免税品販売もカジノも日本の法律に縛られるため外国に寄港しないとその恩恵に与れないからなんです。
カジノ?子供連れなのにと心配されるかもしれませんがご安心ください。
乗船中は原則として船内で現金を使うことはありません。
そのため船客の方々は乗船時に手交されるクルーズカード(船室のカードキーにも使用するので無くさないようにしましょう!)やタグなどによりクレジットカード類に課金されます。
そのクルーズカードやタグには乗船客のパスポート情報の一部も入っていますので日本発着クルーズの場合は20歳未満の乗船客はカジノに入場できません。
また、アルコール類の販売もされませんのでご安心ください。
私見ですが、クルーズ船に乗船しカジノで一切遊ばずにクルーズを楽しみ抜くことができれば乗船客の勝ちです!
先ずは世界中で大型クルーズ船を運航しているIMA • MSCクルーズからクルーズデビューをされることをお薦めします。
私も行きたい!
