寒くなりましたね。
私が暮らしている東京の片隅でもいよいよ冬を迎え(当たり前ですね)昨日から暖房と加湿器にお世話になる冬ごもりが始まりました。
私は合計約14年間の海外生活経験をしてきました。
海外旅行も日本への一時帰国や海外出張、観光で約400回のほどの経験があります。
その内ほぼ90%は仕事がらみでした。
そのまた30%程度は会社や学校の経費でビジネスクラスを利用できたことはラッキーな経験でした。
というのも日本の企業の場合は企業が海外出張規定を設けているため役職などによりどのような航空機のクラスを利用できるのかや家族も赴任及び本帰国の際のみビジネスクラスを利用できるなど交渉により航空機座席を決めることは難しいようです。
しかし、海外の企業や学校はそうではありません。
就職する際に年間に2回とか3回とかの日本への一時帰国や海外出張の際にはビジネスクラスを利用すると交渉により明確に契約書に入れることができます。
※海外では何事も契約書がとてもとても大切です。口約束が契約書のように機能する日本は世界でもとてもとても珍しい国です。
また、旅行会社の頃にはコンプライアンスが今とは大きく異なっていたため航空会社に甘えてエコノミークラスの座席をビジネスクラスに変えていただいたこともしばしばありました。
しかし、自費となると一時間半程度のフライトならば平気でLCCも使います。
その点はしっかりと公私混同を避けています😂
また、マニラに住んでいた頃には現地航空会社の機長や空港のお偉方とも知り合いになったおかげで飛行中の一定の時間をコクピットのジャンプシートで過ごしたこともありました。
ところで飛行機のコクピットクルーって飛んでいる時間何をしていると思いますか?
実は、ほとんど何もすることがないんです。
カチャカチャとピッチ・トリム・ホイールが自動で動いたりとか微かな風切り音しか聞こえない操縦室の中はことのほか静かです。
旅客機などコマーシャルフライトの航空機では離陸後のギヤアップが完了するとほとんど場合でオートパイロットによる操縦で目的地近くまで飛んで行きます。
昔の航空機は慣性航法でのオートパイロットでしたので風に流されたりと調整が必用でしたが最近の航空機ではそのずれもオートパイロットが修正してくれるようです。
昔の話になりますが大韓航空機は2度もソ連で撃ち落とされたことを覚えておいででしょうか?
一度は1983年にニューヨークからアラスカのアンカレッジを経由してソウルに向かっている途中にサハリン(樺太)近くでソ連機のミサイルで撃ち落とされた大韓航空007便。
この便には知り合いの方の娘さんが搭乗していたので強く印象に残っています。
実はその前にも1978年にパリからアンカレッジに向かっていた大韓航空902便がソ連北方のコラ半島上空でソ連領空を侵犯しソ連の戦闘機の銃撃を受け日本人を含む二人が死亡しソ連の凍結した湖に胴体着陸した事件がありました。
この事件は、この使用機材であったB707には慣性航法装置がなくしっかりと天測をしながら飛行をしなければならないのに乗務員がそれらを行っていなかったばかりかカードゲームをしていたとの噂もありました。
天測って?思われるかもしれませんが慣性航法装置が装着される以前の航空機は飛行機の天測窓から天測をしながら位置確認をしていました。
今も天測窓が付いている飛行機もあります。もちろん現在では天測窓で天測をすることはありません。
千葉県の観光バス会社武井観光さんのブログに飛行機の天測窓の写真がありますのでご覧ください。
あ~ これ見たことある。という方も多いのではないでしょうか?
一回目は飛行機の話になってしまいましたが趣味が乗り物全般なのでご容赦下さい。