本日、秋篠宮家の長男悠仁様の筑波大学学校推薦入試合格を各マスコミが報道しています。
筑波大学学校推薦入試については以下の筑波大学の要項33ページー41ページに掲載されています。
グーグルで筑波大学の学校推薦入試を検索すると以下のような情報が出てきました。
”筑波大学学校推薦型選抜の2024年度の合格者数は91名です。募集人員は88名、志願者数は156名、受験者数は155名でした。
筑波大学では、出身学校長の推薦に基づき、書類審査、小論文、面接、適性試験、実技検査などにより合格者を決定しています。指定校制はありませんが、外国の学校の出身者でも出願できます。”
https://ac.tsukuba.ac.jp/wp/wp-content/uploads/2024/07/e2d2df50108de5c28662011035f7e046.pdf
合格された筑波大生命環境学群の生物学類では、書類審査と小論文と面接試験により合否判定が行われますので他の受験生と同様に受験をされたものと思われます。
多くの大学で指定校推薦と学校からの推薦があれば受験可能な総合入試と同様の入試制度を設けています。
指定校推薦の場合も小論文、面接が課される場合がほとんどですが指定校推薦入試に於いての合格率はほぼ100%です。
しかし、指定校推薦を除く学校推薦入試では学校の推薦書は入試判定に於いて「伝家の宝刀」とななりません。
要項では生物学類への出願の際に以下の要件が示されています。
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(1) 生物界や生き物の仕組みに関する広い興味を有し,調査書の学習成績概評A段階に属する者,又は筑 波大学の個別学力検査等に合格できる程度以上の学力を有する者
(2) 生物界や生き物の仕組みに関する広い興味を有し,生物や数学に優れた能力を持ち,かつ,生物の学習 や実験に意欲的で,生物に関連する自主研究や国際生物学オリンピック(国内予選も含む。)等で実績を有 する者(本要件の場合,生物の学習や実験に意欲的であることを証明する客観的資料があれば添付するこ と。)
(3) 高等学校等において,国際的な課題をテーマとする探究的な学習や,国際交流に関する活動に取り組 み,コミュニケーション能力,問題解決力等の国際的な素養を身に付けた者(その根拠として,本人の作成す る「活動報告書」を添付のこと。)で,生物界や生き物の仕組みに関する広い興味を有し,筑波大学の個別学力検査等に合格できる程度以上の学力を有する者
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学習成績のA段階は、高校3年間の成績を評定平均値で表したときに、5.0~4.3の範囲に該当する成績です。
その他英語力としてCEFR B1レベル以上が必要となります。
B1レベルは英検2級の上位点数レベルですので高校生として必要な英語力があると証明できるレベルでしかありません。
小論文では受験をする学類で必要な内容を問う出題がされますので高校入学後直ぐに生物学、科学などの幅広い学習をされていたことと思われます。
面接では研究者としての資質や高校時代の研究成果と大学入学後の継続的な関連性についての口頭試問も行われます。
又、筑波大学入試出願以前からお父様でいらっしゃるナマズ研究で知られている、「ナマズの殿下」とも称される秋篠宮様の研究にご一緒にかかわられていたと推測も出来ます。
それらの生物研究については個人としても行っていらっしゃったと考えられます。
今年8月に悠仁様が国際昆虫学会議に私的に出席されたことも評価の一つになっているかもしれません。
筑波大学だけでなく国立大学理系では研究者の素養が強く求められています。
その素養がお父様の研究などを通じて身につけていらっしゃることも合否判定の要素であったと思われます。
このような入試制度を含む総合入試全般に求められることは高校在学中から大学に入っても継続できる研究等について何らかの形で大学に証明することです。
そのため優秀大学で推薦入試を含む総合入試合格を得るためには早期に何を将来継続して行うかを生徒さんの性格や素質を見抜いて的確なアドバイスを行うカウンセラーやアドバイザーの存在が重要となります。
悠仁様の場合はナマズの研究者でいらっしゃる秋篠宮様がその役目を負われたのでしょうね。
