大好きなMSCベリッシマが那覇港から機関故障で出港できなくなっています。
17万トンもの超巨大船ですので乗船していた方々も4400人。
現在も乗客の下船手続きが行われているようです。
クルーズ船では乗船時にパスポートをレセプションに預けますので船ではそのパスポートをしっかりと管理しています。
同時に乗船時にレセプションでクレジットカードを登録します。
※海外のホテルやレンタカーなどの利用時に費用を支払っていても追加費用などの発生の場合のデポジットとしてクレジットカードを登録した経験がある方も多いと思います。
そのようなシステムですので本来は下船時の手続きはスムーズに行われます。
しかし今回は那覇港でクルーズを終了し下船予定ではでなかった方が2000人以上おいでのようです。
それらの方々が宿泊するホテルの手配や航空機の手配などのために下船が遅れていると思われます。
ホテル?船でいいじゃん!と思われる方も多いと思いますが船に長く留まれない理由の一つとしてトイレの汚水処理の問題があります。
船はそれらをタンクに溜めています。
その処理は船が領海から4海里(約8キロ)以上離れたのちに航行中に海に排出することが法律で定められています。
そのため、クルーズ船が多くの乗船客を乗せたまま港に停泊した状態で乗船客のホテル代わりに滞在することは難しいのです。
現在、那覇港には2024年だけでも177回の大型クルーズ船が寄港又は寄港を予定されています。
そのため寄港が出来なくなるクルーズ船は20万トン級の船が停泊できるバースを持つ本部港(沖縄美ら海水族館:おきなわちゅらうみすいぞくかん:がある町です)に向かうことになるかもしれません。
本部港は対岸に伊江島を見ることができ、眼前には夢のように素晴らしいサンゴ礁のリーフに囲まれた水納島、瀬底島を見ることができ古宇利島や世界自然遺産のヤンバル地域へも大型船が停泊できる最寄りの港です。
高速バスなら那覇迄2時間、ミニラスベガスのような街並みが楽しいアメリカンビレッジにも1時間半程度。
本部港には年(2024年)に3回しか大型クルーズ船の寄港がありません。
新たな寄港地として売り込むチャンスかもしれませんね。
MSCベリッシマの乗船客、運行会社、代理店の皆様には大変なご苦労だと思います。MSCベッリシマの早期の修理完了を願っています。