修学旅行と聞くとワクワク、楽しみ、思い出作りなど一般的には生徒さん達の見聞を広げるのが日本の修学旅行の一般的な形式です。

 

私が教員を務めていたインターナショナルスクールではそのような修学旅行ではありませんでした。

修学旅行は国連ハビタット(国連ハビタットは、都市化と居住の問題に取り組む国連機関です。)のプログラムに基づく旅行でした。

 

 

何をそこで行うかだけは生徒に告げますが準備などは生徒たちに任せます。

その結果は泣き笑いでした。

 

テーマは「過疎地域での集会所を作ること。その先駆けとして更地に建設基礎をつくる準備」でした。

それを生徒たちがマネージメントし現地の方々と協力をしながら国連ハビタットプログラムに参加しているインターナショナルスクールと協力し引き継ぎながら数年間をかけて建設してゆく内容です。

 

約700キロ離れた建設予定地に行く夜行列車では想像通りのワクワク感いっぱいの生徒達の行動は日本の高校と変わりません。

 

しかし、現地に到着した生徒たちは茫然------

 

「先生、トイレはどこですか?」

”何もないところで始めるって言ったよね!”と教員達の答え😥

 

生徒達は、やっと何をすべきかに気づいたようです。現地の方々のトラックで近くの民家にトイレを借りにいったっり、スコップを借りてきたり、ビニールシートを買ってきてトイレを作り始めました。

 

何でも揃っている中で生まれ育っている生徒たちにとっては、建物を作ると言われてもそこには自分たちが始めるための最低限のインフラはあるものだと考えていたようです。

 

もちろん国連ハビタットのプログラムを日本の高校が採用したとしても「トイレの穴掘りをさせられた」となれば日本では大問題になりそうですね。

 

修学旅行は修学旅行であって欲しい!

国連のプログラムでなくとも生徒たちの国際人としてのデビューや大人としてのデビューの位置づけがある「プロム」を経験させたい。※プロムはバック・トゥ・ザ・フューチャーの中で重要なシーンとして描かれています。高校卒業にあたり行われる学校主催のパーティです。(もちろん提供される飲み物はアルコールフリーです)

大人としての立ち振る舞いや意識を生徒たちにしっかりと持っていただくための重要な行事です。一般的にはホテルのバンケットルームなどで行われます。

 

🌸私の一つの目的が高校生の皆さんに国際人(地球人)としての自覚を楽しいプログラムで身につけていただくことです🌸

 

その一つが民間外交を実践できる国際人としてface-to-faceで多くの国籍と地域から参加されている皆様に発信し、その中でプロムも行い大人としての自覚を持っていただく内容を含む素敵な修学旅行です。

 

 
 

プロムはyoutubeで ” バック・トゥ・ザ・フューチャー 18 魅惑の深海パーティー で『ジョニー・B.グッド』を演奏するマーティ ”  を検索してください。

 

ご覧になった方も多いと思いますがその「深海パーティ」が高校のプロムです。

 

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