日本はお盆だったのですね。
5年続けて日本の夏を経験しておらずで、
7月に休みを取りまくった分、
今月は働きまくりで、
すっかり季節感がおかしいのです。

いや、8月はヨーロッパも夏休みシーズンなんですがね笑

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さてさて、
実は自分の人生の結構な曲がり角に今いてですね。。

もうすぐ某国へ引っ越します。
日本ではなく、欧州内の別の国へ。
というのもお仕事のオファーを頂いたから。

1年ちょっと前にチューリッヒから某所へ異動した
かつて一緒に仕事をしていた人2名が、
また一緒に仕事をできればと言ってくれてですね。
大変ありがたいことに!

しばらく前に新しい仕事見つけなきゃなーって状況になってて、
日本から、スイスから、某国からお誘いを同時に頂いて、
諸々加味して某国のオプションを選ばせて頂いて。

で、今現在その某国から就労許可が届くのを待っていて。
それが一向に全然届かなくって笑

それを待っている間にももちろん時間は経つ訳で、
ブラブラしてる訳にも行かなくてですね。
スイスでの仕事の契約がないとスイスには住めないから
待ってる間のつなぎの仕事が必要なのです。

で、ありがたいことにそんなつなぎの仕事も
探す前に向こうの方からやってきて。。。。
それがひとつ前の記事でも触れたけど、
めっちゃくちゃ大変な仕事であることが
始めてみてから分かったという…。

世界的に不景気の時代に
なんと贅沢で恵まれてるのかって自分でも客観的には分かってるし、
感謝もしてるけど、
やっぱ異国で揉まれるってのは
慣れても慣れても慣れないところもある訳でね。
ちょっと今疲れ気味。。。

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ネックはチームワークの在り方。
コミュニケーションの方法がそもそも日本と欧州は違ってて、
チームって言うものの働き方ももちろん違う訳で。

とても難易度が高く、時間の余裕が全くない仕事の現場に、
ある日突然投げ込まれ、
彼らのやり方で全てが進んで。
こっちも何クソって思って食らいつくし、
貢献も最大限するけども、
そもそも今までしたことのない種類の仕事で
こちらの経験不足に由来する力不足は明らかでね。。。

毎日自分の不甲斐なさにげんなりなのです笑
今までと決定的に違うのは、
コミュニケーションの歴然とした違いを前提に
お互いが歩み寄ろうとする努力のあった環境から
そういう気づかいがとても薄い環境へ移った部分で。

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仕事に関する考え方の違いで
例えば一つ具体的に言ってみれるのは、
日本では「若手を育てる」って感覚は基本どこにもあるけど、
こちらでは同様の感覚はとても薄い。
「出来ることをやって下さい。育ちたかったら自分で勝手に育ってね。」
って言ったらすごくドライ過ぎるけど、
でもそんな感覚の方が強いかと。
だから自分で「自分は何ができる」ってのを
自ずとはっきりさせることができるし、
人はそれを聞いて信じるし。

だからこそ自分のフィットする職場を見つけに
簡単に転職するしできるし。
「次は○○を身につけたいから、仕事かえます」
ってのが極めて自然に言えるというね。

そんな環境の中で、
能力とかスキルとかより根深い人格が
既に自分の日本のバックグランドに支配されてるから、
能力の活かし方が既に呪縛を受けていて。
そんなバックグランドへの理解もなく
今まで経験したことない種類の仕事のパフォーマンスを
欧州式の解釈で評価されていると思うと、
あれも足りないこれも足りないって自分で思えてきて、
さらにいたたまれない気持ちになるというループの最近でね笑

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一つはっきりしてるのは、
この仕事には時間の最後があるということと、
今経験してる種類の苦労は
絶対に自分のこやしになるということ。
次の職場でも同様の仕事になるからね。

なので、鬱になりすぎもせずに
ある程度は前向きにすごせるのですが。

まあ、こんな態度になれるだけでも
自分も成長したとも思えるのが救いです。

あちこちから仕事のオファーをいただけているのも
こんな負けん気といういうか前向きな姿勢が
何かしらつたわっているからかしらと、
勝手に勘違いをして日々切り抜けようと思うのです。



なんだか雑多な長文になってしまいましたね。
お目汚し申し訳ない。

おまけにいくつか写真を。。。

 
先週ロブ君がドイツの実家の菜園から持って帰って来たキュウリを
挽き肉と炒め合わせたもの。

 
一昨日ロブ氏が
“今夜はGerman potato(ジャーマンポテト)作るから”って
メールで言ってきて、夜作ってくれたもの。
こちら正式にはBratkaltoffelnと言うんですが、
随分前にこれが日本でジャーマンポテトと呼ばれてるって
彼に僕が言ったそうで(覚えてないけど笑)、
ひょんなことからそれを向こうが思い出して作ったという笑
(※注、ジャーマンポテトという料理はドイツにはないんですよ。)

まあ大変大変とは言いつつ、
こんな具合に日々楽しみもあるから、
前向きにもなれるのですな。