6月頭からの最悪を極めた天気も
ようやく回復したと思いきや、
今度は晴れ過ぎってくらいの陽気で
暑くて暑くて。

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昨日のBBQの後
ロブ君がごにょごにょと
「明日気が向いたらハイキング行くかも。来る?」
なんて事を言ってて、
こっちは昨日の彼への苦言・不機嫌の延長で
「さあ、どうかね。多分行かん」と。
したら、またごにょごにょと
「まあ午前に連絡入れるよ」
なんてことになり、
「まあどうせ寝坊して流れるっしょ」って思ってたら
まさかの14時の電話
そしてまさかの「今から行くよ」コール笑

どんなけ思いつきやねんって
心の中で突っ込みつつ
体は動かしたかったし
ここで無下にするのもあれやしと
まんまと呼び出されてしまった日曜午後。
15時前にロブ君、ロブ君のアーヘン時代からのご友人、僕、
と集まった3人。

そんな時間からやったら
チューリッヒのUetlibergへも行かんよって感じの中
電車に乗り込みとことこ向かったのは
Sihltal(ジールタル、ジールの谷)の方面。
チューリッヒを流れる2つの川のうちの
湖ではなく南の方から流れてくるジール川の源流のエリアです。
今回のゴールはその源流エリアの渓谷。

15時20分あたりに目的地の駅に到着、
ドイツ人の彼らに言わせれば
「サッカーの試合あるから21時までには帰らなきゃ」
な、時間配分でハイキング開始。
実際めちゃ暑かったから遅いスタートも正解って雰囲気。

以下写真でレビューしますよ↓

真っ青な空の下歩き始める我々。

 
おだやかなジール川。
これまでずっと雨やったから
水量はちょっと多めか。。
川沿いのハイキングトレイルもかなりじめじめ。

途中スイスの古い橋によくある
屋根付きの木造橋を見つけたり。
これは150年前からの物↓


 
中の軸組みはこんな具合。
古いヨーロッパの木組みです。
洗練されきっていないところに萌えます。

ロバート先生に解説を依頼。
というのは冗談として、
でもこういうのを見たら分析せずにはいられない
半ば職業病的な反応をする我々。
因みに彼の指さしているのは
大断面の合わせ梁に打ち込まれた
広葉樹のくさび。
嵌合度の調整のためか。

 
開始から2時間とちょっとで
こんな渓谷まで到達しました。
水は結構ワイルドに流れて、
岸辺も荒々しさのある地形。
14時の電話から
3時間とちょっとでこんな場所にいる不思議笑

ここでしばらくゆっくりした後、
川から離れるルートで
帰りのバスを捕まえに移動開始。

 

こんな牧場の間を45分程あるいて
ようやくたどり着いたバス停にて、
日曜はバスがない事を確認爆

これが無計画ハイキングの醍醐味というものでしょ?笑

結局そこから最寄りの鉄道駅まで
更に2時間歩く羽目に。

暑くて暑くて
最後は
「冷たいビール、冷たいビール」
と唱え続け、
駅に着いたのは19時45分。

途中の休憩は1度のみで、
結局4時間強歩いた計算。
しかもアップダウンも結構あって
思いつきハイキングにしては
ちょっと過酷やったかも笑

でも、
日曜の午後をこんな100%思いつきで
過ごしたのも初めてで
ポイントは自分ではなく人の思いつきというところ笑、
それでも結局ハッピーな時間となったのでした。


昨日のもやもやもすっかり晴れ、
わだかまりのないことにも気分も軽く、
良き週末となりましたとさ。