オリンピックですが、スイスチームが好調ですね。
昨日は立て続けに男子のアルペンとノルディックで金メダルでした。
あ、たった今スノーボードクロス女子で
ラ・ショウ・ド・フォン出身のオリビア・ノブス選手が銅メダルとりましたね。
ちなみにアルペン競技は
僕は常々ディディエ・キュシュ選手を応援してるんですが、
今回はディディエ・デファーゴ選手が優勝、
キュシュは6位という結果でした。
いや、このキュシュ選手は
「おじさんすげーよ!」
って声かけたくなる感じの選手なのです。
ファンなのです。
閑話休題。
インスブルックの旅行記を続けますよ。
土曜日は一日スキー。
日曜日は市内をぶらぶらしながら建築探訪の一日となったのです。
今回の建築探訪の目玉はザハ・ハディドの作品群。
今日はそのひとつBergiselのスキージャンプ台をご紹介。
もともと1964年、1976年に開催された
冬季オリンピックの競技場だったんですが、
それをイラク人建築家のザハ・ハディドが改修、
2002年に再オープンした施設です。
実はザハの建築空間は今回が初体験だったのです。
これまではコンペ案のCGとか
実作も写真かテレビ映像でしか見たことがなくって。
基本的にうねうね曲線を効かせる感じの作風ですが、
CG映え、写真映えが良いのは事実。
曲線の効かせ方も
いわゆる「有機的」とか「未来的」って括られるような
そんな単純なタイプではなく、
僕の直感的な印象では
ペン先で感覚的に本人がかっこいいと思う絵をかいて
それがそのまま建築の形態になってしまったという感じか。
で、実際空間を体験しての感想。
きっとザハは建築内部に立つ人の身になれないのでは。
設計者の想像力がここまで感じられない建築も
初めてじゃないかっていう印象。
なんてことのない、
普通の、いや、雑多で人間への親和性の非常に低い壊れた空間で、
壊れた感のない空間はそれはそれで何の特別な魅力も無く。。。
残念ながら内部の写真は
あまりにパッとしないのでアップしません。
でも、スキージャンプ台っていう
徹底的に非日常な建築なので、
それも一つ理由なのかもと
もやもや思いながら後にしたのでした。
しかし入場料8ユーロはぼったくり!!!!