さて、休日2日目は昼からチューリッヒ市内へ出てきましたよ。
目的は念願だったオペラ鑑賞!!!!
今日の演目は前も紹介した通り
ジャコモ・プッッチーニの「トスカ」。
チューリッヒ歌劇場の今シーズンのメイン演目です。
その他にも日によって4、5本ほど別のオペラもやってるんですが、
今回は予習なし字幕なしでも見れるようにとトスカを選んだのです。
で、公演は夜7時からで、
当日券を買うために昼2時半ごろbox officeにいったらば、
まさかのソールドアウト!
イースターホリデーの目玉公演なんでやや予想はしてたけど・・・。
ショックを受けた僕の様子を見たカウンターのおばさんが
あわてて「舞台は一切見えないけど聞くだけでいいならあるわよ」
って言ったもんで、
2秒悩んで即買いしたのでした。
ちなみに日本でチューリッヒ歌劇場のような
世界的にも超一流といわれる劇場の引っ越し公演を見ようものなら
最悪の席でも1万円覚悟なんですが、
今日の席は29フラン。
つまりだいたい2600円位?
安い!!!!!!!
無事やや不安を感じる内容のチケットを購入し、
時間つぶしに美術館へ行ったり、湖畔を散歩したり。
で、湖を一望できる場所へでたらびっくり(↓)。
都会の真ん中から本場アルプスが見えたのでした。
やはり僕はスイスにいるようです。
その後は近くの音楽屋(CD、楽譜、楽器何でもうってる)を冷やかして、
湖畔でホットドッグとビールを堪能し、いざ歌劇場へ!!!
実はスーツでびしっときめて休日の街中を歩いてて、
ずーっとなんとなく居心地が悪かったんですが、
再び劇場にきて逆にすごい安心。
皆さんしっかりびしっとお洒落をしていてすーごい華やか。
ただ年齢層はかなーり高めでやはりちょっと浮いてしまってけど笑
しかもアジア人なんてほとんどいない。
例の不安な席を見つけると目の前の光景はこんな感じ↓
思ってたよりずっと普通な席でした。
確かに舞台はかなーり見づらいけど。
でも眼の前一面壁の想像をしていた僕としては十分いい内容でした。
主要なシーンもちょっと身を乗り出せば見れたし。
あ、でも「トスカ」の最重要演出ポイントの
最後の身投げシーンは見えなかった。。。。無念。
肝心の舞台は、
ソリスト→とにかく一流。
全く隙のないパフォーマンスで素晴らしかったです。
特にスカルピアを演じたバリトンの人が、かなーりかっこよかった。
やはり「トスカ」はスカルピアが良くないとね。
ちなみにものの本によると、
スカルピアはオペラ3大悪役の一人らしい。
オケ →オケピと座席の位置関係上、ちょっと生音になってしまってたけど、
とにかく、繊細かつ大胆な演奏。
スコアがそのまま頭の中に描けるかと思うくらい
繊細かつ有機的なアンサンブルを見せたかと思うと、
フルオーケストラの濃密なアンサンブルもあり、
まさに変幻自在。見事な演奏でした。
ちなみに公演前に劇場の外で見かけたアジア人が
コンマスやっててかなり驚いた。
総じて、大満足。
鳥肌立ちっぱなの、感涙しっぱなし。いやマジで泣けた。
刺激が大きすぎて今も軽い頭痛が笑
という休日でした。
あー大満足。
明日は家にこもって勉強だ。