この記事では、
箱館さんの7周年イベントについて取り上げます。
※記憶が曖昧なため、多少異なる点があるかもしれません


11月4日(土)
池袋ミカド劇場では2回目のフィナーレ時に周年イベントが行われるようです。

開演前に来たら、立ち見のお客さんがちらほら。
祝いの花は今回も場内自販機前に飾られていました。
気持ち全体的に席が前に詰められているように思えましたね。



■イベント前までの流れ

1回目は通常進行。
場内満席で、立ち見も増えます。
土曜のイベントデーあるある押し進行。

11月なのに外は暖かかったため
場内も暑い暑い!
汗かきましたよ。

1回目のトリの踊り子さんのデジが始まったのは14時半くらいだったかと?
出べそを起点に反時計回りに長蛇の列が形成されます。
ミカドのイベントデーだと、1回目はこれがほぼ発生するイメージです。

箱館さんが登場します。
場内拍手。

「みなさん、こんにちは! このたび7周年を迎えました! 8年目も頑張ります!!!」

との第一声。

「「「「おめでとう!」」」」

との声が場内で飛び交います。

「気持ちは3年目です!」

場内笑いが。
まだまだ気持ちは若手って感じですかねー。

撮影した人には
周年グッズが配布されていました。
大和のバースタッフMさんデザインのものとか。
夏に東尋坊行ったので懐かしい……。

1回目撮影終了は14時55頃。
15時くらいに1回目の合同写真撮影へ。

私は無料撮影券を所持していますが、
ここでは使っていません。

15時過ぎにフィナーレが終わって
15時10分に2回目スタート。
進行はトリプルトリプル。



■イベントの流れ

2回目が終わったのは17時25分。
オールトリプルは巻きますね~。

フィナーレ前に有志の方によるイベントの準備が行われました。
場内のお客さんにはクラッカーが2個ずつ配布され、
各々プレゼントを用意されていました。

ステージ下手舞台袖では
今回も幹事の紳士様がセッティングされていました。
小さなテーブルの上には6つの杯。
1本のボトルが脇に。

そして白い箱。
この中には

お祝いのホールケーキが入っていたという。

箱館さんを除く5人の踊り子さんがステージに登場。
と、山口 桃華さんがグラスに当たって、グラスが倒れるハプニングが!
幸い、割れたりはしませんでした。

星乃 結子さんがバルーンを3つ持っていますね。
中にキラキラが入ったお祭り仕様のバルーンです。
主役に渡すプレゼントかな、と思っていましたが……。

並びとしては
天羽さんが舞台下手袖、少し間を置いて桃華さん、JUNさん、玉さん、星乃さん。
昨年6周年に引き続き、天羽さんがMCを行います。

「今週、7周年を迎えたエリィの周年のイベントを行いたいと思います。主役のエリィを呼ぶ際は『エリィちゃん』でお願いします。せーの! はい!」

との開口一番。

「「「「エリィちゃーん!!!」」」」

と客席からの声。
場内全体に響き渡ります。

拍手喝采の中、主役の箱館 エリィさんが登場します。
今回は青いドレスを着ていました。
ステージ下手側出べそ寄りに立ちます。

緊張している感じは伝わってきますが、
昨年と違ってそわそわしていません。


ここで幹事の紳士様が

ボトルをグラスに注がれていました。
5つのグラスに注がれたグラスを他の踊り子さんに配っていく桃華さん。

「わたしグラスいいんで!」

と天羽さんが瓶を手に取ります。
場内笑いが。
毎回、瓶ごと持ってることが多い印象。

「酔うと絡まれる……」

とボソッと箱館さんが言いました。
場内笑いが。
酒豪っぽいですけどね?


踊り子さん全員が杯を掲げ、

「乾杯!!!」

と天羽さんが音頭を取ると

ぱん! ぱん! ぱん!

クラッカーの祝砲が炸裂!
場内が煙まみれに。
そのにおいは心地良い感じでした。


乾杯後、

「花電車???」

唐突に言う天羽さん。

「花電車観たことある人?」

と挙手を促す箱館さん。
意外と手を挙げる人がいました。
栗 鳥巣さんのおまん画も該当?

天羽さんが花電車と記されたプラカードを掲げます。
なぜかクラッカーが鳴ったり
星乃さんがシャボン玉をふいたりしていました。
どういう展開???

ポジションが変わって
箱館さんがステージ上手袖に
他の踊り子さんが下手側に移動します。
JUNさんが動画撮影を始めていました。

星乃さんがバルーンを1つ箱館さんに渡します。
続いて、玉さんが透明なビニール傘を箱館さんに渡します。
箱館さんがその傘を開き、自身の前方にシールドのように構えます。
開いた傘よりも上空でバルーンが漂います。

下手側で天羽さんが砲台のごとく構えます。
吹き矢をやるっぽいです。
下の口で。

「刺すよ?」

と箱館さんのバルーンに向けて銃口を向ける天羽さん。

1発目は――外れました。
どこに刺さったのか?

どうも暗くてわかりにくかった模様。
投光さんが照明をつけます。
赤だと見えにくいとか。

2発目は――外れました。
軌道的には近かったので惜しい!
久々に挑戦されたとのことで苦戦している天羽さん。

3度目の正直。
3発目は――

















ぱん!!!

とバルーンが割れました!
驚く箱館さん。
星乃さんがシャボン玉をふきます。
場内拍手。

花電車って難しいですね。


ここでプレゼントコーナーに移ります。

踊り子さん代表として
同じTSミュージックに所属する桃華さんが

「花電車ありがとう~♪ おめでとう!」

と天羽さんを労いつつ、
箱館さんに花束を贈ります。

そのまま踊り子さん代表としてスピーチをされました。
手にはメモを構え、

「紹介にあずかりまして。山口 桃華です。700字程度で4分ほど話します」

と挨拶をまとめてこられたようです。
すごい!
流石にそれを一字一句完全に再現はできていません。

「7周年おめでとう! 素敵な週に乗れ、エリィちゃんの晴れ姿を見れて嬉しいです。お客さんもやさしく、紳士的で――」

紳士といえば
思い浮かぶのは、この場内にいるあの方ですね~。

デビュー時の話に移ります。

「かわいい、あどけない、慣れようと頑張っていた。――OPでは拡大ルーペをやって……」

「まさごに置いてきた……」

と箱館さん。
場内笑いが。
まさご座に眠っているのか?
来年行く機会があれば、スタッフさんに聞いてみたいところです。

「天真爛漫、コメディ……。7周年作はスタンダードで。面白い演目だけでなくバラエティ豊か。冒険家となりました」

演目の幅が広いですよねー。

「天羽 夏月姐さんと二人三脚で取り組み、踊り子の風格があります。一心不乱に取り組み、終演後はサポートする。注目の裏には血と涙の努力がある。コツコツやって今があると思います」

と、終演後のレッスン談を語られました。

「成長されて、オリジナリティ溢れて。かっこいい! 素敵! これからも演目が楽しみです。ついつい頑張るエリィちゃん。身体気を付けて!」

と真摯にコメントされました。
場内拍手。
その後、桃華さんがのし袋を箱館さんに渡されました。


お客さんのプレゼントコーナーへ。

「茶色いお金があれば」

と天羽さん。
茶色いお金とは?
封筒?

箱館さんが出べそに立ちます。

一人目がのし袋を渡します。

2番目に紳士様が花束贈呈。

都度、のし袋が渡されると「お金!」と連呼する箱館さん。
この光景デジャブ?

「色々な方向で頑張る!」
「茶色いのないの?」
「これからも天羽 夏月をよろしくお願いします」


などと語っていました。

途中で、『』のバルーンが贈呈されたり
お酒が贈られたりしました。
お酒は天羽さんに飲まれないようにするようです。
この合間にボトルを空けていた天羽さん。


今回は先行して撮影タイムに。

代表のカメラマンさんが出べそ付近に立ち、
プレゼントを囲んで箱館さんが一人。
数枚撮った後、箱館さんを囲う形で5人が入ります。


舞台上手側に天羽さん、下手側に箱館さん以外の4人がいる配置。
ここで上手側客席にいるN氏が天羽さんにスピーチの提案をされていました。

「大統領!」

とまくし立てる箱館さん。

急遽、天羽さんのスピーチへ。

「7周年おめでとうございます。2周年作が最初に作った演目です。――これで終わらないで頑張る?」

「頑張る!」

と謎の掛け合い。
昨年の立てるか、否かに似たやり取りですね。

本当に?
的な表情を浮かべる天羽さん。

2周年作といえば?
あの演目……。

「いつもと違う周年作に取り組んで。これからも箱館 エリィをよろしく――プレゼント忘れた!」

と、天羽さん。
うっかり楽屋にプレゼントを忘れたらしい。


そんなこんなでいよいよ主役のスピーチへ。
舞台中央に立つ箱館さん。
若干顔が赤くなっています。
それは緊張なのか、酔いなのか。

「桃華姐さんが素晴らしいスピーチをしてくれた後で……。本日は貴重な時間をいただきまして、ここにとどまってくださり、ありがとうございます。なんとか7周年を迎えられまして。そうですね――」

と語っていきます。

「10年間頑張ろうとしてきたら、だんだん近づき、もうすぐ10年。あっという間。ちょっとなんか。12年になり、15年になり。夏月姐さんみたいな大御所になる?」

場内笑いが。
時間の経過って早いですよね~。
ここで天羽さんが下手袖に移動してステージから消えます。

「なんですかねぇ~。心境の変化があって。今年の春に札幌で大きな舞台に出演しました。でも、それが上手くいかなくて……。スランプに陥り、悩む時期があった」

箱館さんがストリップ劇場に乗っていないとき
つまり、2月結途中~3月中でのエピソードと思われます。
元々の舞踏関係かと。

「劇場は4回公演が行われ、コースは上の人が決めて。自分が動かなくても、劇場が開くと自然と観に来る。環境に恵まれていて……。なんか、真剣にやっていて、黙っていても観てくれる。甘えてしまって……」

今度はストリップ劇場に関する話をしていきます。

「デビューしたときの最初を思い出す。目指すものがあって、芸を磨いて、感動できるステージを作りたい。初心に戻り。レッスンできる時間がなくて、そこだけ……」

一呼吸置いて

「シャンパンで頭が……」

場内爆笑。

「頑張るだけ、誰でも。それ以上を求めるには必要だと思う。その気持ちを込めて――もっとアドリブとか、その場でステージを作りたい。ワンランク上に行けるように。いつもと違う、これまでやっていないことを取り入れた周年作を頑張りたい」

今回の周年作には
動きが派手な部分ってありますよね。

「いつも観てくれる、たまたま観てくれる、偶然観てくれる。とっても大事です。いつも支えてくれる人に、『箱館 エリィを応援している』と堂々と言えるようになりたい。いつも観ている人に、期待に恥じないよう、応援に応えたいです。いつもありがとうございます!」

とファンに向けてのメッセージが出ました。

「劇場がやっていたら、こうやって来てくれる。わたしだけでなく、全国の劇場や踊り子さんがやっていけます! ファンでストリップを盛り上げましょう! これからも頑張っていきたいです! よろしくお願いいたします!」

拍手。
上手袖から天羽さんがモノを持って戻ってきました。

「取ってきたの?」

「自分の足で立ってほしい。履きつぶすくらいしっかり!」

天羽さんが箱館さんにプレゼントを贈ります。
中身は靴のようです。
昨年のは、もしかして周年作で使っているのかな?

「これ、いじめられている???」

場内笑いが。


ミカド名物イベント後の合同写真撮影へ。
手には7のバルーンを持つ箱館さん。
それを囲うような形の共演者のみなさん。

前の記事で無料撮影券を持っていると書きましたよね?
ここで使いました!

大勢並びましたよ。
30人くらい?

「気持ちは3周年!」

とか

「『てんば かげつ』と読めます!」

とかふざけていました。


大勢の合ポラが終わって
天羽さんが締めの合図をするとイベント終了。
フィナーレへ。

ミカドといえば
〇崎 〇ゆみの『〇epen〇 〇n y〇u』が流れます。
踊り子さん全員の紹介がなされます。

18時10分終了。
約30分くらいのイベントでした。
3回目はオールトリプル進行。



■4回目1-3番

20時30分くらい。
押していたので3回目のフィナーレならびに合同写真撮影はカットされました。

社長のS氏より
星乃さん&天羽さんのダブルステージをやる旨が伝えられます。
なんだと?
JUNさんが動画撮影に入ります。


好●好●好●好●好●、好●~♪

と、唐突にとんちで有名な坊主頭が主人公の曲が流れます。
これは箱館さんの『一休さん』?!
この記事を読んでいる人で観たことないという人はいないと思うので流れを書きます。
おそらく、5月頭のSM興行にて箱館さん&星乃さんでやっていた演目ではないかと。

天羽さん扮する一休さんが掃除をするところから始まります。
この姿を昨年の10月中の大和で観たことあります。

南★無★三★だー!

と、特殊なポーズを天羽さんが決める後ろには
箱館さんがカットインされましたよ。

日常を送っていたら、
とんちの噂を聞きつけたお殿様が現われます。
そのお殿様が星乃さんでした。

今にも一休さんを襲おうとしているお殿様。
舌ずり回していて変態度が高い。

「ジャニ●ズじゃねーかよ!」

と客席から飛び込む声が印象的でした。
当時、男色ってありますからね……。

「まだ早い!」

どうも打ち合わせよりも早く差し迫っているお殿様。

虎退治とのこと。
その虎とは――お殿様の立派な息子。

「良いではないかー!」

と一休さんに襲い掛かるお殿様。

黒子の箱館さんが一休さんをロックします。

「やめてー!」

と泣き叫ぶ一休さん。

ふんどしを脱がされ
そのにおいを嗅ぎ、なめまわすお殿様。
変態以外の何者でもない。

顔騎する黒子。
猛虎を制御できないお殿様。
なすすべもない一休さん。


屏風というか地獄絵図ですね。

黒子が羽扇子でくすぐったり
デジカメで写真を撮ったり

「良いではないかー!」

と悪代官のごときお殿様がいたり。

最後は3人でポーズ切ったりしていました。

フリーダムである。
一休さんってこんな作品でしたっけ?

これにて
道劇のふわふわアイドル改め
道劇の特殊系アイドルが誕生しました。
これはF社長には言えませんね……。

「なんで、出たんだろ?」

と最後に言う黒子がいました。



■4回目OP

★っきり、★っきり、★ん★ん。不思議な◇がわいたら、★ーしよ?

M△H〇堂の『おジャ〇女カ□ニ◎ル‼』が流れます。

23時20分くらい。
場内残っているお客さんが大勢。

心付けなどが行き渡り
長い長いOPが終わります。
23時23分頃。
箱館さんが出べそでかしこまります。

「本日は最後までありがとうございました! 8年目も頑張ります!」

と終演後のご挨拶。

「変な風俗などに行かずに真っ直ぐ帰ってくださいね!」



■感想

state of mind』とは日本語で心境を意味します。
箱館さんが1月頭のここミカドで初出しした演目名でもあります。
メリーゴーランドのように揺れ動いている感じですかね。
今回はこれを踏まえた上で感想を。

3月結大和ミュージック~5月結ニュー道後ミュージックと連投が続きました。
その間に出していた新作は『アラビアンナイト』のみ。
創作ペースが異常に速いイメージだったのですが
苦戦されているのかな、と思ったのですよね。

その『アラビアンナイト』が会心の出来で
箱館さんの7年目だと、もっとも好みの演目だったりします。
衣装がもしかして……と思う点もあり。
苦心とは裏腹に。

以降はバースデー作や『HARENCHI☆学園』、そして7周年作に至ります。
おもしろ系やエロ系、スタンダード系と振れ幅がありますね。
桃華さんのいうオリジナリティあふれていると思います。

変化といえば、明らかにスランプだったとされる時期から今に至るまでで
昔からのファンだけでなく、新規のファンが増えていったと思いました。
顔ぶれがいい意味で増えたのが見て取れます。
箱館 エリィを応援している』と堂々と言える踊り子さんになっているのは間違いないです!

去年も書いたように
また、この記事中にも出ている2周年作『黒百合の唄』が好きですね。
なんだかんだTSでお鍋といえば箱館さんのイメージ強いですから。


心境の変化といえば
私的にも同時期の3月頭にありました。
そこから観劇方針がだいぶ変わったと思います。

そこでの心境の変化によって
久々の道後来訪に繋がっていますからね。
もしかしたら、行っていなかった可能性も?
そして、今現在の観劇コースも変わっていたと思います。

あと、今回の観劇からも変わった部分があります、とだけ!


1か月くらいのオフ中かと思います。
一気に冬になりました。
体調とか大丈夫ですかね?

また休み明けに元気な姿を見れることを願っています。
今後も色々と楽しませてくれるといいですね!


最後に。
箱館さん7周年おめでとうございます!


以上。


昨年から引き続きイベント幹事の紳士様。
毎回写真提供ありがとうございます。
バラエティに富んだイベントでしたね!

桃華さんの挨拶がしっかりしていて素晴らしかったです。
あんまり最近観る機会がありませんが、いると楽しいですね!
そして再現度低くてすみません。

運営に携わったみなさま、劇場のスタッフの方々お疲れ様でした。
ノリがかつてのTSミュージックっぽくていいですね。


お読みいただきありがとうございました。