前回の記事で書かなかった感想を記します。


■香盤

1 虹歩
2 御幸 奈々
3 有馬 美里
4 アキラ
5 翔田 真央 (周年)
6 匠 悠那 (周年)



全員既見です。
W周年週といえば、7月頭もW周年でしたね。
当然ながら、混みました。



■感想

[1]虹歩さん

演目は2個出し。
雰囲気が真逆の2演目でした。


①『なすがままに』(和訳)

ビートルズの同名のタイトルの曲が最初にかかります。
別な踊り子さんのベッドで流れたことがありましたが、まさかのスタートにビックリしました。
静かな立ち上がりのまま、終盤まで進んでいくことになります。


白基調の控えめな衣装からバックにかかる洋楽、白系統が中心の照明、佇まいに至るまで、
ゆったりと落ち着いた雰囲気。


夏の思い出』を除けば明るいキレキレなダンスのイメージが個人的には強かったんですよね。
ですが、こういうテイストもいいですね~。



②『青チェック

奇数回の演目から一変。
リズミカルで明るいダンスパフォーマンスへ。
スタート時がタイトルの衣装となります。


虹歩さんらしいダンスパート、そしてベッドが展開されます。
まだ5回目の観劇なのですが……。


謎の先入観なのですが、虹歩さんといえば、

ステージ→青
ベッド→黒


のイメージなんですよね。
一番最初に観た演目もそうだったかな?
今回の演目も同様です。


ベッドでは終盤のブリッジが圧巻。


この週は首を痛めていたそうですが、微塵にも感じられませんでした。
流石ですね……。



[2]御幸 奈々さん

演目は2個出し。
奇数回が初めて観た演目となります。

①奇数回演目

白基調の和服に団扇を持った状態から始まります。
この週では邦楽を使う演目で踊り子さんがお二人しかいらっしゃらなかったので、1曲目がなぜか耳に残りました。


ステージから盆といった空間の使い方がいいんですよね。
無駄がない、かつ余裕があるというか。
前回のTUさんでも感じました。


3曲目の立ち上がり、そして涼しげな表情でのベッドのポーズ締めは流石としかいえません。



②偶数回演目

この演目は前回のTUさんでも観たいます。
ですが、渋谷ならではの演出が追加されていましたね。


と、その前にですね。
前回気付かなかったのですが、2曲目のダンスの振りでアラビアンな指の使い方がなされていることが判明。
親指と人差し指で輪っかを作る動きのことです。


話を戻します。
ベッドでは、昇降盆が活躍します。
リングを引っ掛ける個所に妖精の羽を模した衣装を括ります。
これを用いてのベッドは妖精が飛来する感じがして興味深かったです。



[3]有馬 美里さん

演目は新作『ノルウェ○の森』?
毎月新しい演目を観ているような……?


洋楽が主な演目です。
こういう選曲もするんだなー、と意外に思いました。


ステージパートの明るいダンス以上に、ベッドが印象に残りました。


3曲目の『スカボ○フェ○』がですね……ちょうど半年前に観た映画で使われていた曲だったんですよね。
ダスティン・ホフマンが出演していた映画で、そちらがモチーフの作品かと一瞬思いました。
この映画も白いイメージでしたので。


で、4曲目からラストに至るまででタイトルの映画と判明。
そういえば、小説の一節で3曲目が出ていたな~、と思ったり。
また、村上春樹の淡々とした文章を思い出したという。



[4]アキラさん 

演目は2個出し。
後の回はいずれもアドリブ全開でした。
そしてファイヤーオープンを久々に観ましたね。


①『バレエ』

洋楽に乗った優雅な舞いでした。
アキラさんも御幸さんと同じく箱全体を隈なく、そして流れるようにステップを踏んでいくので目を張ってしまうというか。


それでいて場内に合わせてアドリブを入れていくところにも余裕を感じられます。
前の回が真面目な雰囲気、後の回に笑いの要素を入れていくのが持ち味なんですかね?
色々と発見があって面白かったです。


涼しい雰囲気の本ステージ
そしてフリーダムで熱い(汗放出や女性だとオイシイ……?)オープン
と持ち時間がショーとして成り立っているのが興味深いです。
なぜか別な踊り子さんを思い出しました。



②偶数回演目

「リバーダンス……?」


この演目を観ていて率直に思ったのがこれ。


ケルト風の音楽、
川のように流れる構成、
軽快なステップ、

スポルト演出や衣装と彩どりが重なる照明。


色々と圧巻でした。
この演目かなりいいですね……。


なお後の回では途中で御幸さんが駆り出されていました……?


[5]翔田 真央さん

11周年おめでとうございます!

演目は周年作1個出し。


まるでリオのカーニバルを彷彿とさせる衣装で登場します。
ホットなサンバですね~。


この演目のベッドは奇数回と偶数回で展開が異なっていました
まず、奇数回ではお鍋終了とともにあっさりと終わるパターンでした。
曲もやや控えめで儀式的な雰囲気ですかね?
こういう終わり方もあるんだなー、と思ったんですよね。


次に、偶数回。
ポーズ切りがなされ、カラフルな照明の下、明るく盛り上がる締め方に!
手拍子が捗りますね~。
個人的にはこちらの方が好きだったりします。



[6]匠 悠那さん

12周年おめでとうございます!

演目は周年作『タイムトラベラー』。

中央にタイムマシーンが設置された舞台。
そして、その横にタイムリープ用の丸時計(リング)が!


「ポールのみならず、新たなる空中技もなさるのか……?」


とまず驚きます。


その後は展開に驚きました。

現在→過去→近過去→近未来→未来→現在

といった感じで衣装や曲、ダンスが切り替わります。
それぞれに時代性があるのも魅力的ですが、それ以上にこの転換がかなりスピーディという。
圧巻でしたね……。


上記の中では、現在のパートが個人的には好きでした。
無邪気な時間的漂流を楽しもうとするワクワク感がある始まり。
ラストに楽しんで現代に戻ってきた感が伝わってきて好ましいです。
リングを使った演出と曲が最初に戻る演出もいいですよね~。



渋谷道頓堀劇場。
改めて凄い香盤でした。
いやはや。

お読みいただきありがとうございました。