先日、「おいしい燗酒を楽しむ夕べ」というイベントに参加させていただきました!!




寒くなってきたので、我が家でも少しずつ燗酒の割合が増えてきておりますが、やっぱりこれからの季節はコタツで燗酒が至福のひとときだったりしますよね。


この日はゲストがお三方。


BS11『ぶらり旅 いい酒 いい肴』にご出演中の太田和彦さん。



普段から燗酒を飲まれており、お燗番と言われるお燗専属のスタッフがいるお店に行くことが多いとか。

いつもは温度は45℃と決めているそう。

家では錫製のチロリで温めて、徳利に移し、盃で飲まれるそうです。
ちゃんとアナログの温度計を使って測りながら温めるそう。


お二人目は『日本酒造組合中央会』理事の濱田由紀雄さん。



「燗酒」について色々教えていただきました。

日本酒の甘味、旨味を一番感じやすい温度というのが37~38℃あたりだそう。
そして、温度が高くなればなるほど、感じにくくなりますが塩味、苦味も感じにくくなるそう。



お燗にすると「冷や(常温)」のときより美味しくなることを燗上がりするというそう。
確かに、お酒の種類によって美味しく感じる温度、違いますよね。

そんな「燗酒」はカラダにも優しいんだそうです。



アルコールは体温に近い温度で吸収されるので、冷酒だと酔いを感じるまでに時間差が生じますが、燗酒ならスムーズに吸収されるため、飲みすぎることが少なくなるそう。

また、心臓病の原因となる動脈硬化。善玉コレステロールが増えると動脈硬化になりにくいそうですが、この善玉コレステロールが日本酒に含まれる成分によって増えることが証明されているそう。

さらに、女性に嬉しいのが…
日本酒にはアミノ酸や有機酸など100数種類もの栄養成分が含まれており、この働きにより美白効果が期待できると言われており、しかも日本酒がもともと持っている保湿効果で肌もしっとりするとのこと。


なので、適度な量の「燗酒」を飲むと身体にいいんだそうですキャハハ



「燗酒」と言っても温度によって呼び名が色々変わります。。。


ほぼ50℃:熱燗
徳利から湯気が経つ。徳利や猪口を持つと熱く感じる。
酒の香りがシャープになり、切れ味のよい辛口になる。

ほぼ45℃:上燗(じょうかん)
徳利や猪口を持つとやや厚さを感じる。
酒を注ぐと湯気が立つ。
酒の香りが引き締まり、味わいに柔らかさと引き締まりが感じられる。

ほぼ40℃:ぬる燗
飲んだ時に熱いというより“温かい”と感じる、体温と同じぐらいの印象。
酒の香りがもっとも豊かになり、味わいに膨らみを感じる。

ほぼ35℃:人肌燗(ひとはだかん)
飲んだ時に“ぬるい”と感じる温度。
米や麹の良い香りが楽しめ、さらりとした味わいに。

ほぼ30℃:日向燗(ひなたかん)
飲んだ時、熱さや冷たさを感じないような温度。
酒の香りが引き立ち、なめらかな味わいになる。

ほぼ20℃:室温
徳利を持つと、ほんのり冷たさが伝わる感じ。
香りや味わいが柔らかい印象に。この温度は日本家屋の土間の温度。


燗のつけ方で一番は60℃ぐらいのお湯でゆっくりじっくり「湯煎」するのがいいそうです。


燗の温度の違いやつけ方を学んだところで、室温・ぬる燗・熱燗の飲み比べ!



飲み比べのお酒はなんと「一ノ蔵」!!!



フルーティーな香りが一番楽しめたのは室温。
甘みが一番楽しめたのはぬる燗。
食事に合わせたいと思ったのは熱燗。


香りも味わいも全然違うんです。。。




さて、ゲストお三方目は勇気凛りんさん。


勇気凛りんさんも錫製のチロリを利用されているそう。
その後はガラス製の徳利→錫製猪口。


私もチロリほしい。。。

なんと、勇気凛りんさんは「お燗名人」というのも持っているそう。




今回はお料理のデモンストレーションはありませんでしたが、それぞれの温度の燗酒に合わせたレシピを紹介してくださいました。




日向燗に「にんにくじゃこダレキャベツ」
ぬる燗に「大豆とネギの味噌マヨピザ」
熱燗に「タラモオクラアヒージョ」







どれも洋風なおつまみですが、日本酒とあうの!!
(もちろん他のお酒にも)

とくにアヒージョが驚きの相性!!!

これ、卓上で温めながら食べてもおいしそう。。。

年末年始はゆっくりと、卓上でお燗をつけながらゆったりと楽しみたいです。


チロリ買っちゃおうかな。。。
今までの我が家は…

こんな感じで卓上コンロに合った焼き網で茶器に直接お酒を入れて温めて飲んでいたので。。。

image

でも…

理想はコレ↓(笑)


今回、蔵元さんもたくさんいらしていて、これらのお酒を好きなだけ飲ませていただけたのです!



残念ながら、私はそんなに許容量が多くなくて…テヘ

全て飲むことはできませんでしたが…
家では絶対に冷酒としてしか飲まない純米大吟醸「真野鶴」の燗酒は別格でした!

でも、お酒によって、美味しいと感じる温度が全然違ったので、今後はお酒自体の味だけでなく、そのお酒の美味しい温度を探りながら飲んでみたいなと思いました。


とっても、楽しい時間でした♡






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