今年の杏仕事

こんにちは。
長野県の松代に杏子刈りに行ってきました。
例年叔母が参加している「松代に杏を広める会」のイベントに
今年は私たちも初めて参加させて戴きました。



好きなだけ採っていいよというみなさんのお言葉に、
川の土手にずら～っと並ぶ杏の木を見上げ、テンション上がります！



杏なってるの初めて見ました。こんな風に実るんですね。
完熟のものは触っただけでぽろっと落ちます。
でも、皮が薄く足の大変早い杏は、下手に完熟のものばかり取ると、
家まで持って帰る間にあっという間に真っ黒に傷んでしまいます。
なので、適度に未熟なものをチョイス。



叔母と夫と私の３人で、こんなに採っちゃいました！
大粒のと小粒の品種があります。



傷のついていない完熟の特選品はそっと別のケースに入れて、
母と義母にお裾分け。
残りはひたすら家で一週間以上朝から晩まで缶詰になって一人で加工しまくりました。


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梅干ならぬ杏干しに挑戦中。無添加の杏干し、
だんだん酸っぱいいい感じの香りがしてきましたよ。
あ、背景がとっちらかってるのは見なかったことにしてね。
もうそんなのかまってる間がないの。(笑)


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定番中の定番、杏子酒を漬け込んでみたり、

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後はこんな風に二つ割りにして鍋に投入して、


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製菓用に杏のピュレ（後ろ）やコンポート（前）にしてみたり、

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もちろん忘れちゃいけない、今年もジャムも作りましたよ。



今年は沢山ある種を割って仁を取り出して、新たなお菓子作りにも挑戦。


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杏の種は硬い殻を割るとこんな風に中に仁が入ってます。


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順番に並べてみました。一番右がその仁の渋皮を剥いた物。
杏仁と言って、漢方薬にもなっています。
杏の種類によって香りが良いけど苦いものと、
香りは弱いけれど美味しい物があり、
前者は漢方薬として使われる一方、毒性もあるので、
欧米では流通が禁止されているそう。

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一つずつ齧ってみた結果、どうも小粒の杏の品種は苦い種、
大粒の方は平気そうなので、
大きい方をひたすら割りまして＜めちゃめちゃ硬いです。
薄皮むいて、水少々と一緒にブレンダーにかけて布巾で濾して
アーモンドミルクならぬ杏ミルクを絞り、

 
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牛乳少々と寒天を加えて杏仁豆腐を作ってみました。
小さな丸杏のコンポートを添えて、
そのコンポートのシロップをたっぷりかけて、
ムフフ、絶品！！めちゃくちゃいい香り！
えっと、レシピ？聞かないで、なんとなく感覚で作ったので。(笑)

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そんで、その濾した布巾に残ったいわば杏仁のおからを使って、
香ばしい杏仁クッキーを焼きました。
ちなみに、手前二つの上にのっかってるのは杏仁、
その他の上にのっかっているのはアーモンドです。
見れば見るほど、そっくりですねえ！
杏の方が少しお尻が丸っこいくらいの違いしかありません。
お味は、、これはアーモンドのせたクッキーの方が美味しかったな。
杏仁だとなんだか硬くなっちゃうんです。

そんなこんなで、写真に写ってる瓶はほんの一部で、
実際にはうちは杏専門店か！？と頭を抱えてしまうほど
杏の加工品であふれかえっている我が家。
アナタのお家にいきなり届くかもしれません。
その場合、返品は受け付けておりませんのであしからず・・・