前回記事にメッセージいただいた方々へ…改めてありがとうございます。
危機に面した本人が一番あっけらかんとしていて申し訳ないくらいですが、皆さんの言葉一つ一つが心にしみました。
たぶん、おそらく何とかなると…いや何とかしなきゃいけないです。
そんな状況ですが、日々を楽しまねばという思いもありますので、GWに行ってきたささやかな一泊旅行について今回は書きまーす。
GWが始まってすぐに私の実家がある広島へ2泊3日で帰省し、大阪から帰省していた兄&甥っこ2人と楽しく過ごしました。
私の仕事がたまっていたこともあって、この帰省以外は特に予定を入れていなかったのですが、5月に入ってすぐ仕事のめどがついたので「近場へ旅行に行こうか」という話に。
夫が「いいところがあるらしいんだよー」と勧めてきたお宿がラッキーなことに予約できたので(宿泊サイトで残り1!)、急きょ一泊旅行に出かけたというわけです。
行き先は福岡県のお隣佐賀県。
お目当てのお宿はその名も印象深い蟹御殿です。
ね、インパクトあるでしょ
その名の通り、地元名産の竹崎蟹を使った蟹料理と有明海を眼前に臨む景観が自慢のお宿です。
実はこの時期、佐賀県では大きなイベントがあります。
有田市で行われる有田陶器市です。
福岡に来てから有田には何度も行っていますが陶器市には行ったことがないので行きたかったのですが。
陶器と1歳児(×2)という組み合わせは限りなく危険ということで今年も見送りに…
来年、いや再来年なら行けるかなー。
有田陶器市には行けない分今まで行ったことのない佐賀の名所へ行ってみようということで、まずは少し先の長崎県島原まで足を延ばして島原城下武家屋敷跡へ。
鹿児島・知覧の武家屋敷群でも感じたことですが、数百年前の人たちが見ていた光景を見るというのは何とも不思議ですよね。
ここでは3軒の武家が当時のまま保存されていて中に入って見学できます。
カメラの前を横切る不穏な影…(byちびこ)
こういう建物を見ると、祖父の家を思い出します。
縁側やそこから続く厠、薪を入れて火を起こす土間づくりの台所、今では考えられないほどの高さがある玄関の敷居…懐かしいなあ。
おちびたちは開放感あふれる部屋の数々を走り回り、「触らないでください」と書かれた木の立て看板をわしづかみにし、人形の顔をのぞきこみ…と暴挙の連続
壊れるような物が置かれていなかったので中に入れましたが、3分で退散ですよ。
でもおちびたちは意外と気に入った様子で、武家屋敷を楽しく散策していました。
こちらを後にし、まだ日が落ちるまで時間があったので蟹御殿に向かう途中にある雲仙温泉の地獄めぐりへ。
近くの駐車場に車を止めて降りた途端にものすごいイオウのにおい&猛烈な湯気。
大分の別府にも有名な地獄めぐりがありますが、こちらのほうがより近くで水蒸気や湯の花を見ることができます。
車を降りてすぐは恐怖で夫にしがみついていたちびこですが、5分もすると「あーーーーーっ!」と叫びながら歩道をダッシュしてました。
機嫌がよい証拠。
ちびたは湯気が流れてくるたびに大はしゃぎ。
これは温泉好きになるぞ。
おちびたちはかなりの急傾斜も自分で歩いて、階段もほぼ一人で上り下りしてました。
体格は小さいですが脚力はあるようですー。
1時間ほど地獄めぐりを堪能して、いよいよ目的地・蟹御殿へ。
予約できたオーシャンビューの部屋、「有明海だからねー」と正直あまり期待していなかったのですが。
素敵でしたっ
ちなみにこれは翌朝の写真です。
チェックインした直後は引き潮だったので干潟の状態でした。
「ムツゴロウいるんじゃない?」と目を凝らしたオバカ夫婦は私たちです。
遠すぎて無理だって…。
このお宿では女性が浴衣の柄を選べるのはもちろんですが、サイズも選べます。
旅館の浴衣はまず丈が10cm以上余ってしまうちびの私にとって、これはありがたいサービスでした。
しかもキッズ浴衣もあります。
部屋のクローゼットには、お宿に隣接する露天風呂へ行くときに使える竹籠も。
この籠はかなり重宝しましたよ。
おちびたちが持ちたがりましたが、引きずって傷をつけるのは必至なので持たせず。
キッズ浴衣があるのならキッズ籠もあるといいな~。
今回の宿泊プランは夕食と朝食がついていました。
食事するレストランは全個室。
おちびたちの年齢を考慮してくださったのか、うちは一番奥の座敷席で窓から外も見えたのでラッキーでしたね。
そして蟹………おいしかったー
ゆで蟹よりも焼き蟹のほうが香ばしくておいしかったです。
おちびたちにもあげると「なんじゃこりゃ」といった顔をしつつモグモグしてました。
ま、個室に入って10分もすればぐずぐずで大変だったんですけどね……。
1歳児二人を座敷に野放しにしておくと、まるで嵐のような騒ぎっぷりですよ。
蟹、もう少しじっくり味わいたかったです
料理の写真も全く撮れず。
ちなみに朝食もとってもおいしかったです。
フロントがあるフロアにはフリードリンクコーナーや星を観察できる望遠鏡が設けてある場所があったり、露天風呂は6種類あったり(宿泊者は1時間貸切!)と、施設も充実。
特にアジアンという露天風呂はお湯に浮かべるお花が用意してあって、まさにアジアンムードいっぱい。
おちびたちは喜んでお互いの頭に花をくっつけあってました。
いやいや、使い方間違ってるからー。
小さい子ども連れだとなかなか良さを堪能できませんでしたが、おすすめのお宿でした
翌日10時にチェックアウトした後は、お酒と器のテーマパーク有田ポーセリンパークへ。
ここは当初寄る予定ではなかったのですが、帰り道で大きな看板が出ていたので何か面白いものがあるかも?と寄り道しました。
が。
GWも終盤だったからでしょうか、陶器市が終わった直後だからでしょうか。
広大な駐車場はガーラガラ…当然パーク内もガーラガラ。
おちびたちを遊ばせようと向かった庭園はヨーロッパの宮殿を模したコレクションハウスの中に入らなければ利用できないらしく、結局断念。
トイレ休憩しただけに終わりました
コレクションハウスで展示品を鑑賞できれば多少充実感を味わえたのかも知れませんが、やはり怪獣2匹を連れての鑑賞はちと怖いし。
入場して10分で退場とあいなりましたー。
何となくもやもやした気分のまま、お昼には少し早いものの予定していたギャラリー有田へ。
ここは有田焼を製造・販売している企業が経営しているカフェでして、何といっても楽しいのがコーヒーカップを自分で選べること!
客席の周囲に設けられた壁面のガラス棚に数百のコーヒーカップが並べられていまして、どれでも好きなカップを選べるのですよ。
この選ぶ作業がめちゃくちゃ楽しいです
※株式会社アリタ様のHPより画像お借りしています。
ランチは…まあ普通の味ですが、お店の雰囲気とこのセレクトを楽しみたくてもう5~6回来ています。
おちびたちを連れてくるのは初めてでしたが、お店のスタッフさんがいろいろ丁寧に応対してくださって助かりました。
カフェの横には無数の有田焼が鑑賞・購入できるギャラリーもあり。
もし有田・伊万里方面へ行かれる方はこちらおすすめです!
まだ幼い子どもたちを連れていくには有田という場所は少々そぐわなかったかもしれません。
おちびたちの行動が気になって楽しめないところもたくさんあったし…でも子ども連れということで移動がスローになる分、ひとつひとつの観光名所をゆっくり回れるというメリットもありました。
急ごしらえの旅行にしては上出来だったかと
6月で高速道路1000円制度が終了になるらしいので、できればもう一度くらいどこかへ行っておきたいですね。
GW終盤で癒されました~