東北地方太平洋沖地震で被災された皆さま。
つらい経験をなさった上に厳しい生活を強いられており、心身ともに疲れていらっしゃるであろうと想像するたび胸が痛みます。
地震発生当時、私はのんびり子どもと公園で遊び、抱っこであやし、夕食を食べさせ…テレビをつけた夜になってようやく地震があったことを知りました。
いつもと同じ生活をしていただけかもしれませんが、発生から何時間も経って地震発生を知ったなんて同じ日本人として申し訳なくて情けなくて。
盛岡市で被災した義妹から何度か日々の状況について聞くたびに、福岡にいても、小さい子どもを抱えていてもできることはないだろうかと考えました。
今の私にできることといえば、義援金と救援物資の提供。
義援金についてはすでに行いました。今後も可能な範囲で寄附したいと思っています。
救援物資の提供は、有効かつ確実に被災地に届くように手配するためいったん県庁または各区の保健福祉センターで申し出を受け付けるとのことなので、おちびたちのサイズアウトした服を提供しようかと考えています。
ひとつひとつは小さな力でも、まとまれば大きな力になることを信じて、できることをしたい。
ただ思うだけでは届かないから、行動したい。
不安なのは原発問題です。
政府や東電の会見を見ていると、どうもすでに持っている情報を小出しにしているような気がしてなりません。
地元の人たちの安心が、健康が、命がかかっているということを本当に分かっているんだろうか。
被爆者の方々が生活し今でもさまざまな被爆建物が残る広島に生まれ育ったせいか、原爆や被爆といったニュースにはとても敏感になります。
原爆による被爆と放射能による被曝は厳密には違うものですが、一瞬で健康被害を受けるもしくは生命の危機にさらされるという点では同じこと。
こんな理不尽なことは起きてはいけないのです。
原発周辺にお住まいの方々のために、一刻も早く放射能漏れの危険を回避できることを願います。
被災された皆さま。
どうか頑張らないで。
今はご自分のこと、ご家族のことが第一です。
一日も早く皆さまに笑顔がもどりますように。