今夜は夫が飲み会でーす
好きな夕食メニューを好きな時間に食べられまーす。
病院からは20時までに夕食を食べてくださいと言われているのですが、ほとんど守っていません…。
何とか20時台に食べている状況です。
何というか、先に私一人分を調理して、夫の帰宅後にまた一人分調理するというのが面倒なんです。
煮物なら温めればいいですが、炒めものや焼き魚だと味落ちちゃいますし。
こうエラそうに言えるほど大したものつくってませんが…。
今夜はそんな悩みもないので張り切って20時までに食べちゃおうと思います。
夫の大嫌いな玉ねぎ料理をね
さて、昨日は衝撃的なニュースがありました。
香川で起きた受精卵取り違え事故。
個人的には事故ではなく事件じゃないかと思えて仕方ない、聞けば聞くほどやるせないニュースです。
今朝とくダネを見ていたら詳しく解説されていたのですが、どうもこの病院はかなり受精卵の取り扱いがずさんだったようですね。
シャーレのふた側にしかマークをつけていなかったんだとか…それでシャーレが混在してしまい分からなくなってしまったと…。
それを聞いた瞬間思わずアホかーっとでっかい独り言を言ってしまいました。
普通ふたじゃなくて受精卵の入っているシャーレ側にマークとか氏名を書いたシールとかを貼るもんでしょうが。
ふた側にマークつけてどうすんのよ………。
素人でもそれくらいのこと分かります。
そして何より頭にきたのが病院関係者による記者会見。
3人か4人出席していたのですが、記者から管理方法について詳しい説明を求められた一人は「いや、詳しくといわれても…ねえ…」と頭をかきつつ半笑い。
取り違えの可能性を説明した際の夫の様子を質問された院長も説明しながら半笑い。
しまいには「女性にはどんなダメージを与えたと思うか」という質問に対して「肉体的なダメージはないと考えております」だって。
ねえ、それ本心ですかと聞きたいほど不快極まりない会見でした。
子宮内に器具を入れて掻きだす行為のどこにダメージがないというのでしょうか。
しかもこのご夫婦が自分たちで積極的に選択したのではない、やむを得ず選択するしかなかったというのに。
体外受精(私の場合は顕微授精ですが)を経験した者としては、このご夫婦の心情を察するにやりきれない思いがします…。
そしてこのご夫婦だけでなく勝手に自分たちの受精卵を移植され存在を消されてしまったご夫婦も大きなショックを受けておられるでしょう。
大変な思いをして誘発の注射を続け、副作用に耐え、採卵を受ける。
その努力やそれまで積み重ねてきた苦労を、一瞬の取り違えで無駄にされてしまうなんて。
別の不妊クリニックの医師がインタビューで「もし妊娠しなかったら取り違えたこと自体公表しなかっただろう」とおっしゃっていました。
ひどいひどすぎるーーーと思わずその医師にも文句言いそうになりました…。
YAHOOニュースのコメント欄では『そもそも受精を人の手で行おうということ自体自然の摂理に反することだ』という意見も出ていましたが、それって論点がずれていないでしょうか。
今回の事件は不妊治療を積極的に行っている病院が人為的ミスを起こしたことが問題なのであって、不妊治療そのものの是非についてどうこういうのは筋違いではないか、と。
患者は病院を信用して治療を受けているのに、治療を受けることをなぜ責められなければいけないんでしょう。
不妊治療をしますと大々的にいっているにも関わらず管理体制をきちんとしていない、そのことについて論じられるならともかく…すごく嫌な思いがしました。
治療を経験している上で一意見としてあげるならともかく、経験していない立場ならせめて治療の詳細をきちんと勉強してからそういうことは言ってほしいです。
昨晩夫と「うちは大丈夫なんだろうか…」と思わず話し合ってしまいました。
たぶん、体外(顕微)受精で妊娠中のご夫婦はみな多かれ少なかれ同じような思いにかられている気がします。
もちろん通院していた不妊クリニックの医師や培養士を信用しています。信用したい。
けれどこういうことが起きて平気な経験者はまずいないでしょうね…。
あー、書いてると憂鬱になっちゃった
きっと時間はかかるでしょうが、このご夫婦や受精卵の親であるご夫婦がいつか心身ともに立ち直って、お子さんを授かることができたらいいなと心から思います。