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サンデースポーツ最後の最後MIPにきました
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フィギュアスケートのNHK杯、男子シングルの前半のショートプログラムで、3年ぶりに出場した宇野昌磨選手が102.58をマークしトップに立ちました。
グランプリシリーズ第4戦、フィギュアスケートのNHK杯は東京の代々木第一体育館で12日開幕し、男子シングル、前半のショートプログラムにはピョンチャンオリンピック銀メダリストの宇野選手が3年ぶりに出場しました。
宇野選手は、冒頭で4回転フリップに成功すると、続く4回転トーループからの連続ジャンプや基礎点が高くなる演技後半のトリプルアクセルもしっかり着氷しました。
また、3つのスピンすべてで最高評価のレベル4を獲得した宇野選手は、今シーズンのベストを更新する102.58をマークしてトップに立ちました。
宇野選手は自己ベストに近い得点をあげながら演技のあとの取材で開口一番、4回転トーループからの連続ジャンプで予定していた後半の3回転が2回転になったことについて触れ「悔しいというか良くないなと思っている。今シーズンはまだまだ長い。今まとめに行く時期ではない。この試合でいい演技をしたい、いい点数をとりたい、いい順位をとりたい、もちろんそういう気持ちはある。でも今シーズンは成長できる、僕が世界のトップで戦える選手になるシーズンにしたいと本当に思っている。そのためにこの試合は失敗してもいいとは言わないが、失敗を恐れずにもっと挑戦するべきだった」と振り返っていました。
そして「今、僕は満足していない、少し自分の演技を不服に思っているのは、いい演技をしたいという気持ちよりも成長できる試合にしたい、そういう気持ちが強いんだと思う。フリーでいい演技をしたいとは思っているが、失敗しても、成長できるような演技であすは最後まで滑りきりたい」と決意を新たにしていました。
そのほかの日本勢は、山本草太選手が86.05の5位、三浦佳生選手が自己ベストを16点以上更新する76.62で8位でした。
ショートプログラムを終えて2位はアメリカのビンセント・ジョウ選手で99.51、3位は韓国のチャ・ジュナン選手で95.92でした。
宇野 ランビエールコーチとの絆「期待に応えたい」
ピョンチャンオリンピック、銀メダリストの宇野昌磨選手。来年2月に北京オリンピックが控える今シーズンは、フリーで自身にとって過去最高難度となる4種類の4回転ジャンプ5本を跳ぶ構成に挑戦するなど、これまでにないほど高いモチベーションで臨んでいます。
宇野選手の心に火をつけたのが2019年からコーチを務めるトリノオリンピック男子シングルの銀メダリスト、ステファン・ランビエールさんです。
昨シーズンの世界選手権でネイサン・チェン選手と若手の鍵山優真選手、そして羽生結弦選手に敗れ4位に終わった宇野選手にランビエールコーチはある言葉を投げかけました。
「君が世界一のスケーターになるにはどうしたらいいのだろう、何が必要だと思うのか」
4位という成績、そしてみずからの演技にある程度満足していた宇野選手はこの言葉で改めて自分がスケートをする意味を深く考えたといいます。
「これまでいろんな経験をしてスケートから離れようと思ったときもありながら、ステファンのもとで再びスケートを楽しむことができた。自分にとってスケートが苦しいものじゃなくなった。ステファンの“僕を世界のトップに立たせたい”という気持ちを強く感じたし、その期待に応えたい」
今シーズンは新型コロナウイルスの影響もあり練習拠点のスイスに渡らず国内に残ったため、ランビエールコーチからの指導はインターネットを介して行わざるをえませんでした。
それでも今回のNHK杯ではショートプログラム前の練習で課題のジャンプを跳んだり、ステップを確認したりするたびにリンクサイドにいるコーチに宇野選手が駆け寄る様子からは2人の絆の強さをうかがわせました。
そして、ショートプログラムを終えたあとの取材に対して自己ベストに迫る高得点を出しながらも、「もっと挑戦すべきだった」と現状に満足しない姿はランビエールコーチがともした”世界一になるにはどうするべきか”という心の炎が宇野選手の中でさらに大きくなっていることを感じさせるものでした。
表紙本 Quadruple Axel 2021 シーズン総集編 宇野昌磨
表紙本 KISS & CRY 2020-2021シーズン Re:START号 宇野昌磨