星真央ちゃんと昌磨部分

 

 

 今シーズン、シニアに転向した16歳の松生理乃選手。地元では「大須スケートリンク」の名で親しまれている「名古屋スポーツセンター」が拠点のフィギュアスケーティングクラブに所属。浅田真央選手や宇野昌磨選手などのトップスケーターを育てた山田満知子コーチや樋口美穂子コーチのもとで、練習に励んでいる。「浅田真央選手らの演技に憧れたのがフィギュアスケートを始めたきっかけだったので、同じコーチの下で指導を受けてみたかったですし、実際クラブに入ってみて、本当にこのクラブでよかったなと思っています」。
 幼い頃、浅田選手に会ったことがあるという松生選手は、その時のことを「ずっと憧れていたので、すごくキラキラして見えました。サインをもらったときもすごく優しくしてくれて、『めっちゃ、いい人だし、可愛い!』って思いました」と興奮気味に話す。いまもう一度会えたらどんな話をしてみたいか尋ねると、「ずっと真央ちゃんのスケートを目指してきたので、『憧れています』と伝えたいですし、いま練習しているトリプルアクセル(三回転半ジャンプ)のことも聞いてみたいです」と憧憬の眼差しで答えてくれた。

 

また、宇野選手とは、一緒に練習し、ジャンプも教えてもらったことがあるという間柄だ。「昌磨君にはすごく影響を受けていて、自分の中でとても大きな存在です」と宇野選手のことを「昌磨君」と慕う様子に、妹のような微笑ましさを感じた。松生選手が今シーズン、フリープログラム(FP)の曲に選んだ『月光』は、宇野選手が平昌オリンピックで銀メダルを獲得した2018年以降、エキシビションやショートプログラムで使用していた曲だ。FPの曲として『月光』を初めて聞いた時は、「昌磨君が一番に浮かんだ」という。宇野選手の演技を幼い頃から間近で見てきた松生選手が、この曲でどんな世界観を演出してくれるか楽しみだ。

 

 

 

 

 

 

 
 

 

 

 

 

 

 

 

 

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