梨花ちゃん、しょうま、知子ちゃん、理乃ちゃん、理華ちゃん

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

宇野昌磨選手


男子 2 位の宇野昌磨選手については「実は私は、今回のほうが昨年の優勝より“順位は 2 位だったけれど、おめでとう!”と心から声をかけたい気持ちになりました」と意外なことを。

「というのも、フリーで前半の 4 回転トウループが 3 回転になってしまったミスを、後半で跳び直してリカバリーできるくらい余裕のある落ち着いた演技だったからです。昨シーズンは環境の変化もあり、ジャンプが上手くいかず、リカバリーがうまくいかなかった。ですが、今期はきっと落ち着いた環境の中で、何度も何度もプログラムを通しで繰り返す練習をして、後半で大技を跳び直すチャレンジが成功したのだと思うのです。

宇野選手が“失敗したけどリラックスして笑っちゃった~”とお話していましたが、本人自身も手応えを感じたのではないでしょうか。また、ランビエルコーチに師事して以降、ますますスケーティングの技術が向上したと思います。試合を心から楽しんでいる様子が滑りから伝わってきました」
(佳菜子さん)

 

 

 

紀平梨花選手


2 年連続の全日本女王に輝いた紀平選手は、フリー冒頭に入れた 4 回転サルコウの安定感が抜群だったと佳菜子さん。ジャンプとしての完成度の高さに驚かされたそうです。

「以前より自信を持って跳んでいましたね。スイスに行って、4 回転を跳ぶ宇野昌磨選手や島田高志郎選手がチームメートになり、師事するステファン・ランビエルコーチ自身も 4 回転ジャンパーという環境に身を置くことで、4 回転を安定して跳ぶ感覚が身についたのかもしれません」(佳菜子さん)

紀平選手のスピンの美しさの秘密も解説してくれました。

「彼女のスピンを見ていると、 あ、ここに重心がある! とすぐにわかるんですよ。重心がぶれずに回転の軸が真っ直ぐで、“私もこれくらい重心が保てたら、もっといろいろな態勢のスピンができるだろうな。”と羨ましく思いました。とくに片手を上げて回るスピン。たいがい手を上げると腕が斜めになったり揺れたりしてしまうものなのですが、彼女の腕はまっすぐ上に伸びたままで全くぶれません。それくらい体幹が強くて重心がビシッと固定されているので美しいのですね。本当に素晴らしいことです」(佳菜子さん)

 

 

 

松生理乃選手


全日本ジュニア女王となりシニアの全日本に初出場した松生理乃選手。同じクラブの後輩なので、佳菜子さんは松生選手が小学生のころから見てきているそうです。

「すごく練習熱心でまじめな松生選手。ただ、なかなか上半身がうまく動かせずに苦心していた時期があります。私も少しお手伝いで教えさせて頂く機会がありましたが、もっとこういう感じで…と背中や腕の使いかたを見せてもすぐにはうまくいかない感じで。でも樋口美穂子コーチが細かくしっかり指導して、彼女もそれに応えて頑張ってきたからこそ、今季、躍進できたのだと思います。恥ずかしがり屋さんというイメージだったのに、全日本の舞台でも自信を持って大きく滑る姿を見て、今後の彼女の活躍が楽しみです。」(佳菜子さん)

勢いをつけてスピード感を持って跳ぶジャンプの迫力と、最後までスピードを落とさないスケーティングが、山田満知子コーチの門下生らしい特徴だそう。私自身も「コーチからいつも“最後まで全力で、勢いが止まらないようにしなさい!”と指導されて育ってきました。

今大会はショートで不意の転倒がありましたが、そのアクシデントに影響されずしっかり滑りきれたのは、日ごろの練習の成果だなと思います」
(佳菜子さん)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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