勝敗を分けたのは、最後のそれぞれのプレイではないように思う。むしろ、僅差に持ち込んだキングスの選手を称えるべきかもしれない。問題は、琉球の弱点をついてきた京都のスカウティングによる、ジャブのような戦術に最後までアジャストできなかった事にあると思う。裏を返せば、試合を通じて、琉球のメンバー一人一人がこの弱点を認識して、これによるミスを一つ減らす意識があっただけでも、勝てたという事になる。

 

①アイラがポストのディフェンスを知らない?
②ヒルトンのファウルマネージメントの意識が薄い
③岸本をはじめガードウィング陣のセイフティーの意識が薄い
④岸本、二宮、津山、古川がディフェンスの時にボールマンを意図した方向に寄せられない
⑤琉球がペネトレーションをしかけた時にヘルプが来なかった時に攻めきれない
⑥フリースローの確率が悪い
⑦アーリーオフェンス時のディフェンスラインのコントロールができていない

 

これらの琉球が抱えている課題に対して、京都は以下の事をゲームを通して徹底していたかのように思う。

 

①ポストプレイができる選手を三人投入して、アイラの所で積極的にポストアップする
②ヒルトン(&ハッサン)に対して積極的にファールを誘う
③岸本や二宮が打った後は走る
④岸本・二宮・津山につかれたトップの選手は積極的縦のドライブを仕掛ける
⑤ストロングサイドへのペネトレーションに対してはヘルプにいかない
⑥琉球の個々の確率が高いシグネチャームーブに対してはファウルを有効に使い止める
⑦琉球の速攻に対するディフェンスの優先順位は、ゴールしたではなくまずボールマン

 

あともう一つ気になったのが、琉球のガード陣に対して京都のガード陣が隙きがあればポストアップしていた場面だが、もしかすると琉球のガード陣のサイズをウィークポイントとして、戦術の中に取り入れていた可能性もあり、これもジャブのように精神的に効いていたかもしれない。

 

そして、接戦において、采配がベンチプレイヤーを信じきれなかった事にも、敗因があるように思う。第二クォーター残り五分で、リードがまだある状況で、ファウルを使ってでもポストのディフェンスでハッスルできるフレッシュな渡辺を積極的に起用しなかった事。第四クォーター終盤で僅差リードしている時に、ボールキープができる二宮を選択しなかった事が、結果論だが悔やまれる。『ゲームコントロールやタイムマネージメントより個々のディフェンスの意識』、『困ったら、アイラ&古川&石崎&ハッサン+α』、『余裕があったらウチナンチュー』などの意図が相手のチームやファンに少しでも写っていたら、シーズンを通してチーム内外のモチベーションが保たれないだろうし、優勝はできないだろう。

 

点差関係なく、琉球は負けるべくして京都に負けたのだと思う。

 

"Talent wins games, but teamwork & intelligence wins championships."

- Michael Jordan

 

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