ここに生まれて住んで○十年
地元を離れていた時期を差し引いても人生の半分はここで暮らしている
地元を離れる日とそんなに変わらない景色で本当に好き
住めば都にはならなかった新天地
そりゃあここには敵わない
毎日何年と見てるはずの景色が今に限って心に刺さる
見ておかなければ、焼きつけなければ記憶に留めておかなければ…なんね?わたししぬんか?ってくらい、何度も何年も見てきた移りゆくこの季節の光景がとてもしみる
いつもと今年はなんか違う
何かに駆り立てられるようにその光景を目に焼きつけ日記に残す
失うそれが怖い強迫みたいな観念にとらわれてるのかもしれない
余談だけど
SNS見てると動物とお別れのポストを目にしてしまうことも多々ある
よそ様の大切な動物に思いを馳せてると、私に出来ることはこれを見ておいおい泣く事ではない、目の前にある愛犬を慈しまなければ大切にしなければならないって、急に駆り立てられて罪悪感にまみれて愛犬を愛でるのだけど………この迫り来る恐怖の観念がただ怖い
まだ、本当に向き合うほどの何か大切なソレを失ったことが無いのかも知れない
それが今はただただ怖くてたまらない
もう失うものはないと思っていたけど思いのほかあったのだろう
いつもしぬことは怖くなかった
今もそれは変わらないけど
怖いのは失うことだと今はそう考える