母の味 | 風の向こうへ☆ from いぬこ

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私の日常不可欠なもの。
嵐。文房具。ボーダーコリー。自然の中のいろんなもの。

胸に溜まった想いや日々のつれづれをゆるりと綴っております。
嵐情報は遅いです。情報収集には向きませんのでご了承くださいませ~。

ふと思い立った昨日、仕事を終えてから実家に寄って来ました。
先月はすれ違いで会えなかったからお正月以来かな。

頼まれていた化粧品を渡してちゃちゃっと引きあげるつもりにしていても、なんやかやと無駄話で長くなってしまうのね。


「甘酒飲む?」

「あ、いるいるI」

母が温めてくれた甘酒をひと口飲むと、

「…なんじゃこりゃI」

甘いはずの甘酒が、妙に酸っぱいI
いや、確かに甘いんだけど、酸っぱい。

とうとう味覚が馬鹿になったのか?
母が腐ったことに気付かずに出したのか?
しかしそれにしても腐ったという感じのニオイはしない。

一瞬のうちにぐるぐると思考を巡らせていると、

「どう?変な味?」と訊いてくる母。

「飲むヨーグルト入れてんI」

「はぁII なんでまた。」

「いや、あったから。」

「あったから、って入れるんI
甘酒のミルク割りはやったことあるけど、ヨーグルト入れてしかも温めるって。」

「飲まれへんか?」

「…飲まれへんってことはないけど、甘酒っちゅうよりは 飲むヨーグルト麹つぶつぶ甘酒入りって感じやなI」


なんとも奇妙キテレツな物を出してくれました(^o^;)


1時間足らずだけどそこそこ元気な両親の顔を見て、いかなごの釘煮とわかめの煮物をもらって帰りました。




やっぱり、母の作ってくれるいかなごの釘煮が一番おいしい。

わかめの味付けもよかったな。
調味料の割合を聞いても「そんなん適当や」って言いそうだけど、今晩きいてみよう。



いろいろあってお金に苦労して、申し訳ないくらい質素な生活してるのに「ちょっと早いけどあんたら二人の誕生日プレゼント」と、ポチ袋を荷物に入れてくる。

もうここは受け取るのも親孝行だと思ってありがたく受け取りましたI


おいしいお店見つけたら食事をご馳走しようかな。

食べることが大好きな両親だから。