昨日いぬの散歩をしていた時に何故だか口ずさんだ歌。
ほんと、何故だか。
「恋したっていいじゃない」 by. 渡辺美里
どうして美里のこの歌だったんだろ。
元気が出る歌を歌いたかったのかな~。
それはともかく。
その中の一節、「言葉だけ溢れるtelephone box」でふと思った。
telephone box 、つまり電話ボックス。
街の風景から無くなったな~。
って思ってたら。
今朝の「あまちゃん」で私の心を読んだかのようなタイムリーなシーンが
ガラスで覆われたこの空間は、ひとつの世界だった。
外の空気とは違うニオイが残された、周囲と自分とを分けてくれる空間。
どこかの店頭にある開放的な公衆電話でかけるよりも、電話ボックスの公衆電話を選びたい時もあった。
その話をどこの電話ボックスでするか、場所を選んだ覚えもある。
周りに流れている日常と、ボックスの中の時間とが違うような気持ちになったこともある。
そういえば今みたいに携帯電話が広まる前には電話がつながらないもどかしさをうたった歌がたくさんあった。
「あなた」の部屋へかけた電話を8つまで(コールを)数えて切ったり、
雷が鳴る中、覚えたての彼女の部屋の電話番号を頑張って思い出したり、
出ないととわかっていてコールを重ねたり、
自分だって知らせるために二度鳴らしてまたかけたり。
そこにいろんなドラマがあった。
映画や小説でも、携帯電話がある今ならまた違った展開になりそうなものも多いんだろうな。
今でも財布には非常時のため、テレフォンカードを1枚収めているんだけど。
どこまでが長崎の夜景の光なのかわからなくなっちゃったよ